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あしたのジョー2 アニメ✖️マンガ比較 第四十四話 葉子・・・その愛

アニメおすすめ度 ★★★★★

ついに、ホセとの試合直前。
ジョーに関わってきた人々がジョーの試合を前に各々の胸中を語る。
『2』には登場してこなかった特等高等鑑別所の面々や、もう出てこないと思っていた意外キャラたちも。
いわゆる最後の顔見世興行。
マンガ版にはないオリジナルシーンな訳です。
まさかの最後の最後、もう出て来ないと思っていたウルフ金串も登場。
このタイミングで金を返しにくるやつ、絶対いないと思うんですけどね・・・。
でも、いいよ!!いいシーンが見れたからそこは多めに見るよ!!

さて、各々が胸中を語り、試合の最後の最後、超直前に胸中を語るのが今回のタイトルにもなっている葉子。
ここはマンガ版にもあるシーン、最後の最後にまさかの葉子からジョーへの愛の告白なわけなのです。
ここ、すごくいい!!
マンガ版では葉子を煙たがり続けたジョー。
この告白もほとんど真面目に取らず、そのままリングに上がっていくこととなるのです。
そのため、ジョーがここでかなり辛辣な言葉を葉子に投げかける。
が、セリフの一部を上手くカット。
葉子の告白に対して、言葉数少ないままリングに上がっていく。
葉子の言葉への回答をあえてしないまま。

葉子とジョーの関係性がアニメ版とマンガ版では大きく違う。
というよりも、ジョーが全ての人との関係性が違う。
誰に対しても真摯に向き合うアニメ版のジョー。
だからこそ、葉子のことを煙たがったりぞんざいに扱ったりしない。
そのジョーの姿勢をきとんと考慮して、微妙にセリフを調整する感じ。
非常にいいと思う次第なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 篠崎好
コンテ さきまくら

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