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【短歌一首】 つきまとふ残暑に夏も疲れたり猫と昼寝の白茶けし午後

つきまとふ
残暑に夏も  
疲れたり
猫と昼寝の 
白茶けし午後

いいかげんしつこい暑さに疲れてきた。
昼頃に急に眠気とだるさが襲ってきた。
猫も連日の猛暑で参っているのか、いつもより食べない、動かない。

白茶けた昼の空

夏の日差しもどこか疲れて見える。梅雨が明けて夏の始まりの頃は空は青く、雲は白く、日差しが突き刺すように強かった。

しかし、8月7日に立秋を迎えた後の残暑は、同じ猛暑日でも空模様や空気感がかなり違う。 みょうに重苦しく、ベッタリと心と体にまとわり付いてくる。

 関東地方梅雨明けの日

残暑に入ってからは、それ以前と同じ35度超でも、あまりくっきりと太陽が見えなくなることが多くなった。空も青空に白い入道雲ではなく、どんよりとしている。
雲というか空全体が、白っぽく濁ったような感じとなり、午後にはやや黄ばんで白茶けた色になる。 夏自身も夏バテしている。

白っぽく霞む空
蒸し暑く澱んだ大気

白茶けた空の蒸し暑い猛暑日が続いて、どうも体調がすぐれない。猫もいつもはメシにしろ、おやつ出せ、トイレ掃除しろ、とせっついてくるが、あまり起きてこないでゴロゴロ寝ている。 猫はもう16年半になるから歳のせいもあるかも。

喉とあごを伸ばして仰向け
目がやや疲れ気味

とにかく眠い、だるい。 
人も猫も夏も、炎熱と蒸し暑さに疲れがだいぶ溜まっている。

猫のとなりでとりあえず思い切り昼寝をしよう。

猫間英介



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