ドーナツを穴だけ残して食べる方法
数年前、「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という思考実験プロジェクトが大阪大学で行われた。
テレビでも特集され、各分野の専門家がこの難問に答えているのを観たことがある。
また、書籍にもなっているようだ。
今回は、私なりに答を出してみようと思う。
ドーナツは小麦粉を用いた洋菓子であり、穀物メジャーと呼ばれる多国籍企業の象徴と考えられる。
そしてドーナツの穴とは、多国籍企業が主導するプランテーションにより搾取され空洞化された労働者たちを表したものだろう。
よってドーナツを穴だけ残して食べるという行為は、経済的強者を優遇し弱者を置き去りにする新自由主義的国際秩序の再生産を意味する。
そう考えると、ドーナツを穴だけ残して食べるのは社会正義やSDGsの観点からすれば、あってはならないことと言える。
つまり我々が追求すべきは、むしろ「ドーナツを穴まで残さず食べる方法」なのだ。
そのためには、エシカル消費の実践によりフェアトレードを促進することが必要となる。
以上が私の答である。