アドバイスする奴全員ぶちのめせ『しんどい心にさようなら』
やあ、僕だよ。
1ヶ月前すんなり出来ていたことが出来なくなると焦るのは僕だけじゃないよね?
この焦りどうしたらいいのかなっていたたまれなくなって、年末に借りた本を読んでみたり、素敵な音楽をかけながらお茶を飲んでみたりしたのだけれど、どうにもしっくりこない。
メンタル系の本でも読んだら回復するかしら、とKindleで今日の一冊を選んだんだ。
前読んで面白かった漫画に出てくるメンタルクリニックの先生が監修しているから、僕に合うかなと思ってしまったんだよね。
まあ、結果的に「ダメな時はダメ」という諦めが僕の心を宥めた。
あと泣くのはいいよね。デトックス効果?ある気がする。
さあ、始めようか。
今日は楽しい話じゃないかもしれないけど、付き合ってくれると嬉しいよ。
本作あらすじと感想
読み始めて数分、「次々と自分を責める人」の項目で「自分を責めないで」、「そのままの私でもいい」と「思い出す」というアドバイスが載っていた。
これを読んで、なるほど今の僕には合わないと悟った。
(そのままの私でもいいなら責める自分でもいいじゃないか、とどう考えても屁理屈としか思えない反抗的な言葉遊びばかり頭でループした。)
ここで読むのをやめても良かったのだが、この状態で読み切ったらどんな効果が得られるか気になって読み進めた。
幸い僕は無職だし、しばらく不貞腐れても大丈夫な余裕を持っている。
Amazonレビューに「優しい正論」と書かれているがまさにその通りで、「あ、死んじゃおっかな」と思っている人には恐らく合わない本。
希死念慮がある程度落ち着いているかつ周りに優しい人は誰もいない(と君が思い込んでいる)なら、今一歩エネルギーを取り戻すためにはおすすめかもしれない。
あとはあるある「しんどい」エピソードに共感したい人だろうか。
でも共感「したい」時って、結構精神的に元気だと思うのだけれど(少なくとも僕はそうだ)。
エネルギーが減少傾向にありながらも僕は僕の状況を把握しつつあって、でも少し不貞腐れたい気分なのだ。
そんな時の「正論」は実に「しんどい」。
「正論」に反発する心がますます自分を疲れさせ、全然癒されなかった。
心理学的なエッセンスは散りばめられているので、いつかどこかでこの知識が活かせる時が来るかもしれない。
そういう教養目的で読んだんだと自分を納得させられるぐらいには、読み物としてクオリティが高かったことだけは確かだったよ。
破壊神、僕
こういう時の僕はきかん坊である。
何もかもに反抗したいジャックナイフのごとき僕。
そういえば妊娠する前、生理の度に希死念慮と重い眠気でピルを飲んでいたことを思い出した。
ピルを飲んだとて完全に不快感がなくなることはなく、時に「世界を全て壊す力が欲しい」とRPGの敵キャラみたいな台詞を夫にぶちまけていた。
そんな時夫は「全て壊したらぺこら観れなくなるでw」と茶化して片手でソシャゲをやりつつ、腹を手のひらで温めてくれる。
繰り返し言うが、雑に、当たり前に、やってほしいことをしてくれるのが素晴らしい。
僕もこうありたいが、いつも自分のことで手一杯でなかなか難しい(それに夫は自分の抱えられる量を把握しているのでこういった事態に陥らず、活躍の場がない)。
無理をするな
今夜は仕事で夫がいない。
とても寂しい。
前の見出し文章を書いていたら涙が出てきたので流れるままに任せている。
IQ10くらいの僕は「仕事だから仕方ない」という「正論」を認めない。寂しいものは寂しい。
それともえみルー(作中キャラクターえみるとルールーのカップリング)が尊いから泣いているのかもしれない。
シーズン後半に差し掛かるにつれ、えみルー保護不可避感が止まらない。控えめに言ってえみルーは神。ツインラブフィギュアほしい。
セキセイインコメスが媚びてくるのがいじらしくて僕を泣かせている可能性もある。
最近僕が寝っ転がってnoteを書いていると、この女、遊んでほしくてスマホに乗ってくるのだ。は?可愛さ天元突破なんだが??
スマホが封じられているせいで彼女の可愛さが伝わらないのが非常に残念だが、今も泣いている僕の肩でぼそぼそと寝言を呟いている(本来彼女は20時半には眠りにつく予定。今日は僕が寂しいから今の時間まで一緒にいてもらっている)。
…涙は止まらないけれど、ちょっと元気になってきた。
彼女も家に帰ったことですし
妊娠してからなるべくバランスの良い食事を心がけてきた僕だけれど、今日はピザかカップラーメンしか食べないつもりだ。
反発と破壊願望によくお似合いのジャンクな食事。
まったく素晴らしい!
眠気がピークに達したのか、彼女はケージに引き揚げておやすみカバーをかけろと要求(呼び鳴きの十分の一程度のささやかな主張)する。
いつも強気で、僕に噛みつく彼女の譲れる範囲は「ここでお終い」ということらしい。
十分だ。彼女は役割を全うした。
大体その役割だって、本来は僕自身が僕のためにやっても良かった役割である。でもやりたくなかった。今日の僕はIQ10のきかん坊だもの。
彼女が全うした役割のおかげで僕は早めに回復出来そうである。
いや、出来なくてもいいのだ。「良い」僕である必要はさほどない。
僕程度の人間が良かろうが悪かろうが世界は変わらず優しいし、ただそこに在るのだから。
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