#66 百鬼堂農園(16) スキマが怖い
写真は某バラのイベントにて撮影。昔はこの手のものにまったく興味がなかったんだけど、行ってみたらきれいで楽しかった。不思議なものだ。
さて、みなさんはテトリスはお好きですか?わたしは好きだけれど得意ではありません。
市民農園の方の多くは本当に畑作りが上手で、みっしりと、整然と、青々とした葉を繁らせている。当方の畑はまだスカスカ。全体の7割くらいに畝を立てたが、野菜を植えた面積は全体の半分強といったところ。しかも苗と苗の間隔ををかなり空けて植えている。遠目に見れば、他の人の畑は緑だが、うちは土色という感じである。
収穫を終えたため、畝の約半分を占めていたハツカダイコンのエリアがあいた。次のハツカダイコンは別の場所に種をまいたが、あいた場所がどうも気になって仕方ない。
そこで、後任としてオクラを3株植えた。すでに別の場所にオクラを植えてあったので(かなり弱々しいけれど)、控えめに足したという感じである。でも3株だけではまだそのスペースが中途半端に余る。気になるので、さらに3株買い足した。
数日後、いつものホームセンター行脚で、ずいぶん大きく立派なトマト苗を見つける。農園に植えたのと同じ、ミニトマトのアイコという種類だが、接木をして丈夫に大きく育てたものらしい。
植えたい…
というわけで、また植えてしまうのであった。
空きスペースが気になるので何か植える、まではいいとして、なんとなく思いつきで進めていくこの適当さが自分で嫌になる。ちゃんと計画を立てて、農園運営をしていきたい。
いやまあ楽しく野菜さえ採れれば、あとは適当でいいじゃん、とも思うんだけど、やっぱり計画的に経営されている畑は美しく、みていて気持ちがいいのだ。難しいものです。
「この人めちゃくちゃ丁寧だな」「ずいぶん雑にジャガイモ埋めてるな」「おお、まるで整然とパーツが並んだ電子基盤みたい」。うちの市民農園以外の畑をみるのも楽しいです。まあ市民農園で畑をやる人にすごく雑な人は少ない気がしますが(百鬼堂調べ)、性格がすごく出ますので、みなさまも近所の畑を眺めてみてください。