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【読書感想文】怒らないこと


■本の紹介


 1.タイトル
  怒らないこと(※1)
 2.著者
   アルボムッレ・スマナサーラ
  (スリランカ上座仏教長老)

 3.おすすめ理由
  アンガーマネジメントについての内容でした。怒りと外的要因と内的要
  因の双方からコントロールして対応していけばいいのか、分かりやすく
  書かれている本だと思います。
  読む前と読んだ後の考えが、180度変わりました。
 

表紙

■私が参考になったポイント

1.怒りとはなにか。

  この本では、以下の通り表現をしていました。
   ・怒りは、喜びを失う。
   ・怒りが生まれると同時に、自分を壊し始める。
   ・怒りは、自分で毒を飲む行為である。
   ・怒ると、正常な判断ができなくなる。
   ・怒りは、人間を捨てたことと同じである。

  では、あまりいいことではない怒リはどのように生まれるのか、2つあ
  るとのことです。
   ・現状の自分自身に満足ができない。
   ・自分自身が思い描いていた希望が叶わない。

2.怒らないようにするためにはどうしたらいいのか。

 怒りをコントロールすることは、無視をすることが重要とのことでした。
 ここでいう無視とは、相手をあからさまに無視するという意味ではありま
 せん。
【対応例】
  相手が自分に対して嫌なことをしますが、その行動を無視することによ
  り自分自身が幸福であることを見せつけ、堂々と楽しく生きていること
  をアピールする。そうすることで、相手が自分に対して行った行動が無
  意味であることをしらしめるという対応です。
  相手は、自分が間違っていることに気づかなければ、意味がないからで
  す。

3.具体的にどのようにすればいいのか。

 (1)相手へ自分が行ったことを理解させる。
   言い返したりやり返しても意味がないため、攻撃をしてきたら、力強く
   教える。(相手がやって嫌なことを自分も同じことをする旨を話をし、
   牽制したりなど)
  その場合、感情的にならず堂々とした態度で接することを心がける。
 (2)自分自身を客観視する。
  怒りを怒りと認識し、自分の心を観るようにする。客観的に自分を観る
  ことができれば、怒りを鎮めることができる。
 (3)自分の考えに固執しない。
  状況が変わると怒りを感じる場合があるため、どのような状況でも変化
  に対応できるように、拒絶や否定をしない心になれば、怒りを感じなく
  なるようになる。
 (4)余計なプライドやエゴ(※2)を捨てる。
  無駄な考えや執着を捨てることにより、心に余裕ができ、物事を様々な
  角度から考えることが出来る。

(※1)以前、2021年12月2日のアメトーーク!の番組内で本の紹介がありまし
 た。
(※2)自分が思っている固執した固定概念


実際に本を読むと別な角度で新しい発見があると思います。


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