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「現代、今、光を求めて」  詩:本多裕樹

「現代、今、光を求めて」  詩:本多裕樹






すべてが愚かだったか

聖書では

愚かといえば

地獄に落ちるという


すべては賢かったか

そうであれば

争いもなく

調和された世界だ


みな、それぞれ

愚かであった

それゆえ

知恵を求めた


女でさえ

男を騙し

その根源に

蛇があった


蛇は賢かった

それゆえ

人を

支配してきた



世界はみだれ

人はまよい

自分をうしない

道は見えなくなっている


道を知る人は

少なく

愚かにも

そこにはまる


道は失われ

まよい

絶望と不安に

いつまで耐え得ない



人は救いを求め

光を願い

その夢を

追い、探している


誰かがその光を見つければ

その人がその道を行くならば

イデア界の道を

啓示するだろう


蜘蛛の糸

されあらば

その道を行け

多くの人を光明へ



一人悟れば

みなそれに習おう

しかし、

一部の人のみか


道徳律は

誰でも心に内在し

それが光であり

蜘蛛の糸


心に光あり

心にイデアあり

心に天国あり

心に仏国土あり



それを見つける人

この時代の混乱に

明らかになり

光はいつも我らを照らしていることを知ろう


光の人となれば

それがみちしるべ

あなたが光を知り

それを生活の中で表現するならば



生き様で

人は感動し

光は誰も

崇めるもの、太陽のように


夜、

冥府にあっても

輝く空の星

月が我らの心を開く


光に誰も

希望をもたらし

人は救われ

時代は、文明は開ける


ただ、光であれ

心の灯火を

いつも

輝かせて





2024年12月1日 本多裕樹

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