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弱ってるとき。

いつも行くドラッグストア。
いつもと変わらず和やかな雰囲気の店員さん。

レジでお会計をしてもらう。
店員さんは普段どおり、丁寧に、にこやかに
優しく接客してくれる。

それが妙に申し訳なくて、
嬉しくて 有り難くて
涙が込み上げそうだった。


一旦、車中で深呼吸。

コンビニへ向かった。

タバコの銘柄を覚えていてくれてること
いつも通りに優しい笑顔で接してくれること

こんな自分に
なんでそこまで優しいの?

嬉しいやら 情けないやら 申し訳ないやら
また涙が出そうになってた。

なんとか胸の痛みを押し込めて
家まで帰って玄関の扉を開ける。

鍵をかけた瞬間、何かが決壊した。


久しぶりの過呼吸。

息が苦しい。

涙がとまらない。

苦しい 苦しい 苦しい

四つん這いの状態で
息を吐くことに集中する。



何分経ったろう。
少し呼吸がおちつきだしたと思ったら
切り裂きたい欲求も浮上してきた。
カッターを握りしめながら
「少し楽になる」
「もう傷つけたくない」
ふたつの感情と闘っていた。

「もうしない。傷つけない。」

ひたすら内側に念じ続けた。


その間、
猫さんがずっと傍にいてくれた。


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