ジャムおばさん

ニューヨークのブルックリンで7年過ごした後、オレゴン州ポートランド近辺にて4年、この夏よりオレゴンコーストに移住。2年前より小さなベーキングビジネスを開始、しかし現在はコロナの影響で休業中。

ジャムおばさん

ニューヨークのブルックリンで7年過ごした後、オレゴン州ポートランド近辺にて4年、この夏よりオレゴンコーストに移住。2年前より小さなベーキングビジネスを開始、しかし現在はコロナの影響で休業中。

マガジン

  • アメリカの映画、ドラマなどなど

  • アメリカの食べ物(スイーツ編)

    アメリカで10年以上パティシエをしてきた経験を活かして、アメリカならではのスイーツを紹介していこうと思います。

  • アメリカの食べ物(セーバリー編)

    アメリカで一般に食べられている食べ物たちを一品ずつ書いていく予定です。意外に日本では馴染みがないものも紹介できたらと思います。

最近の記事

1. 映画『Soul』

Spoiler alert! 今日、たまたま見た映画、『Soul』。トレイラーでは見ていたので、人生の生きがい探しのような映画なのだろうと思っていた。間違ってはいなかったのだが、思っていたものとは違った。それは良い意味でだ。 ニューヨークの懐かしい映像がいっぱい出てくる、それだけでも心が締め付けられるような思いで見ていたのだが、それだけではなかった。コロナの感染拡大により、世界中がこの1年で変わってしまった。私の生活も例外ではなく、2年半前に始めたベーキングビジネスもちょ

    • 映画やドラマなどなど。

      家に閉じこもっていることが多い今日この頃、やはりテレビを見る時間が増えている。何年も前に見ていたドラマシリーズを見返してみたり、子供の頃に見た映画を見てみたり、そんな時間は嫌いじゃない。特に私の場合、10年前に見た時は、言葉もバックグラウンドも完全に理解できていなかったと言うドラマや映画がたくさんある。年月を経て見てみると、初めて詳細が分かったり、当時はわからなかったジョークが今は笑えたりするので、面白い。 星の数ほどある映画やドラマの中で、言葉に残すほどのものがどれだけあ

      • 6. ピーナッツバター (Peanut butter)

        ピーナッツバター、皆さんんはどのくらいの頻度で食べるでしょうか。 日本にいる頃は、ピーナッツバターと言えば、パンに塗る物。少し甘め。と言うイメージでしたが、アメリカでのピーナッツバターは。。。。 ほぼピーナッツバターはまず、無糖。純粋にピーナッツをバター状にしたもの、そして粉砕加減によってクランチーなもの、スムーズなもの二種類が存在する。多くのスーパーには、ピーナッツバター製造機が置いてあり、その場でピーナッツを粉砕、フレッシュなピーナッツバターを自分で絞り出した分だけ量

        • 5. チーズケーキ (Cheesecake)

          日本でもチーズケーキは人気だと思うのだが、アメリカでもチーズケーキの人気は衰えることがない。数年前からアメリカでもフラッフィー、ジグリー、チーズケーキと言って、フワフワの揺らすと踊る日本のスフレチーズケーキに注目が集まっている。私は和を取り入れたベークドグッズを売りにしていたので、やはり、スフレチーズケーキは外せず、ファーマーズマーケットでも売っていたのだが、非常に人気があった。フワフワで、軽い。いくらでも食べられる〜!と言うのが大半のお客さんの感想で、その場でカプっとひとつ

        マガジン

        • アメリカの映画、ドラマなどなど
          2本
        • アメリカの食べ物(スイーツ編)
          7本
        • アメリカの食べ物(セーバリー編)
          3本

        記事

          4. チョコレートチップクッキー (Chocolate chip cookie)

          アメリカで何よりも人気があるお菓子と言えば。。。私はチョコレートチップクッキーだと思う。日本では、そこまで”どこにでもあるお菓子”と言う地位は築いていないであろう、このチョコレートチップクッキーだが、アメリカでは、カフェに、レストラン、家庭に、スーパーと、どこにでも必ずあり、大抵が一番人気なのである。 大人、子供、男女関係なく、皆が喜ぶこのチョコレートチップクッキー、その魅力は一体なんなのだろうか。 私がニューヨークで勤めていたクッキーがメインのベーカリーでも一番人気はこ

          4. チョコレートチップクッキー (Chocolate chip cookie)

          3. コーンブレッド (Cornbread)

          日本ではコーンブレッドを見ることがあるだろうか?アメリカでは、ベーカリー、レストラン、そしてポットラックパーティーなど、いろんなところで見かける存在だ。スイーツ編に入れるかセーバリー編に入れるか迷ったのだが、バター、砂糖で焼くものであるから、今回はとりあえずスイーツ編に入れておこうと思う。 コーンブレッドとは、とうもろこしの粉、コーンミールと言われるものをバターや卵、少量の砂糖などで生地を作り焼いたものである。ブレッドと言うけれど、イーストなどは使わない、ズッキーニブレッド

          3. コーンブレッド (Cornbread)

          2. パイ (Pie)

          サンクスギビングが三日後に迫っている。。。ターキーがセーバリー編ならばパイがスイーツ編かなと言うことで、パイについて書いていこうと思う。 サンクスギビングに限らずアメリカ人はパイが好きである。ポートランドで勤めていたレストランではデザートメニューに必ずフルーツパイ一種とクリームパイ一種を他4種のデザートに加えて通年載せていた。1番の人気は焼き込みのフルーツパイにバニラアイスクリームを添えると言う組み合わせ。暖かいパイに冷たいアイスクリームがよく合うのでオススメだ。 クリー

          2. ターキー(Turkey)

          サンクスギビングが今年も迫ってきたので、今回はターキーについて書いてみようと思う。 スーパーでは数週間前から冷凍のターキーがゴロゴロと並び出した。ガレージなどに通常使う冷蔵冷凍庫とは別に保存用の冷凍庫を所持しているアメリカ人が多いので、かなり早めからターキーを買って冷凍庫で保存しておくことができるのだ。けれど、その場合、カチコチに凍った巨大なターキーを解凍するのに、冷蔵庫では数日、時間がかかるので、取り出すのを忘れないようにしなくてはいけない。私は一度、冷蔵庫のスペースをタ

          2. ターキー(Turkey)

          1. エンジェルフードケーキ (Angel Food Cake)

          アメリカンなスイーツ第一弾。何を書こうかとセーバリー編に続いてこれもまた悩んでしまったのだが、今回はエンジェルフードケーキについて書いてみようと思う。 アメリカのスイーツというと、ずっしりしていて、バターがたっぷりというイメージがあるのではないだろうか。実際そうである。。。!!でもそんな中でもフラッフィーでエアリーなケーキが存在する。それが、エンジェルフードケーキだ。 日本のシフォンケーキにも見えるのだが、違いは卵黄もオイルも入っていない。材料はシンプルに卵白、砂糖、小麦

          1. エンジェルフードケーキ (Angel Food Cake)

          1. マッケンチーズ (Mac & Cheese)

          アメリカンな食事として何から書き出そうかと悩んだのだが、やはりマッケンチーズかなと。日本では馴染みがないかもしれないが、今までにマッケンチーズを嫌いなアメリカ人に会ったことがないほど、浸透している食べ物である。 Mac & Cheese, Mac 'n' Cheese, Macaroni and cheese などと書かれているのだが、大体、みんな「マッケンチーズ」と言っている。至ってシンプルなメニューで、マカロニとチーズソースを和えたものである。スーパーには乾燥パスタコー

          1. マッケンチーズ (Mac & Cheese)

          アメリカの食べ物 (スイーツ編)

          先ほど、アメリカの食べ物(セーバリー編)のマガジンを作成したのだが、ペーストリーシェフとしては、やはりスイーツ編も欠かせない。 日本でフランス菓子はかなりのメニューが浸透して誰もが知っているメニューが多いが、アメリカのお菓子はどうだろうか?やはり一番思い浮かべやすいものはカップケーキ?それはもう古い発想だろうか。 ニューヨークのベーカリーで働いていると、日本では馴染みのないメニューも色々あった。特にお客さんからのカスタムオーダーでは、新しいお菓子を学ぶことができた。また、

          アメリカの食べ物 (スイーツ編)

          アメリカの食べ物 (セーバリー編)

          アメリカの食べ物と言ったら、どんな物を思い浮かべるだろうか。 アメリカの料理学校へ行くことを決めたところ、同僚のフランス人シェフたちは口を揃えて、ピザとハンバーガーを学びに行くのか?毎日、ピザとハンバーガー食べるつもりか?と笑っていたが、果たしてそれはどこまで本気のコメントだったのだろうか。。。 渡米して12年、アメリカでもいろいろな食べ物に出会ってきた。聞いたこともないメニューも多く、日本ではほぼ耳にしたこともない意外なコンフォートフードなんていうものも多い。 ここで

          アメリカの食べ物 (セーバリー編)

          行き当たりばったり人生

          アメリカの滞在が長くなり、さらに小さなベーキングビジネスを始めたなんて言うと、よく聞かれるのが、日本でもパティシエだったんですか?お店を出すことが小さい頃からの夢だったんですか?などなど。 実は恥ずかしい話、私はこれといって大きな夢を掲げたこともなければ、ものすごく何かに執着したこともなかった。今まで40年弱生きてきて、正直、流れに任せていたらここにたどり着いたと言うのが、正しい表現かと思う。。。人生の中で何か重大な決断をしなければいけない時があるとする。そういう時、私はい

          行き当たりばったり人生

          ルームメートとの生活 日本人とは。。。

          2件目の滞在先はブルックリンのキャロルガーデンだった。一軒家の半地下に部屋を借り、キッチンとバスルームはシェアする形だった。今度のルームメートはアメリカ人とオランダ人の夫婦にシーズーが二匹。上の階には若い女の子が2人でシェアしていた。日本ではいつも犬といたので、小さなシーズーたちが帰ると迎えてくれる環境はありがたかった。職場まではバスでも地下鉄でも歩いてもいけた。天気の良い日は歩いて出勤、帰りはスミスストリートを歩きながら、晩ご飯を仕入れて帰ったりした。しかしここでの滞在がア

          ルームメートとの生活 日本人とは。。。

          ルームメートとの生活 パークスロープ

          私はニューヨークに引っ越してから、1−2年のスパンで引っ越しをしていた。一人でアパートを借りられるほどの余裕もなかったし、誰かがいた方が慣れない土地で心強いと思った。英語を上達させたかったし、アメリカの生活を満喫しようと最初からルームメートはクレッグスリスト(アメリカの一般的な掲示板)などでルームメート募集の情報を収集。気になる部屋があればメールをして下見兼面接のアポをとった。 最初のルームメートはずいぶん年上で、ブルックリンのパークスロープに長く住むポッタリーアーティスト

          ルームメートとの生活 パークスロープ

          オレゴンのファーマーズマーケット

          私は2018年−2019年とオレゴンのファーマーズマーケットで出店していた。今年は残念ながらコロナの心配もあり出店を見合わせたのだが、来年は果たして出店できるだろうか。。。 オレゴンには数え切れないほどのファーマーズマーケットが存在する。出店する場合にはいろんな審査やライセンスなどをクリアしなければいけないのだが、お店を出すよりは手軽に始められるビジネスの形である。私も初年度はコマーシャルキッチンを借りて、2年目は自宅のキッチンでドメスティックキッチンライセンスを取って、フ

          オレゴンのファーマーズマーケット