見出し画像

1. マッケンチーズ (Mac & Cheese)

アメリカンな食事として何から書き出そうかと悩んだのだが、やはりマッケンチーズかなと。日本では馴染みがないかもしれないが、今までにマッケンチーズを嫌いなアメリカ人に会ったことがないほど、浸透している食べ物である。

Mac & Cheese, Mac 'n' Cheese, Macaroni and cheese などと書かれているのだが、大体、みんな「マッケンチーズ」と言っている。至ってシンプルなメニューで、マカロニとチーズソースを和えたものである。スーパーには乾燥パスタコーナーとは別にマッケンチーズコーナーが4−5メートルあるほど、種類も豊富である。と言っても、全てマカロニとチーズでできているので、私には皆いっしょな気がするのだが。。。何が違うんだと注意して見てみると、実は少しずつ違っていて、パスタの形が違ったり、チーズの種類が違ったり、電子レンジで調理できるカップ式だったりするのだ。他には冷凍ものもあるので、キッチンのないホテル滞在の時は便利かもしれない。また、ホームアローンでケビンがクリスマスの夜に食べているのが、まさにこの冷凍マッケンチーズである。私のマッケンチーズとの最初の出会いはこの映画だったと思う。

私は日本への一時帰国の時は、必ずこのインスタントのマカロニチーズをいくつかスーツケースに詰めて行き、アメリカに小さい頃住んでいた友達なんかにはお土産で渡す。誰もが子供の頃に食べてきた味なので、大抵「懐かし〜!!」という歓声をもらうので、欠かせないお土産アイテムだ。一番主流のインスタントのボックスには、粉チーズの素とマカロニが入っている。お鍋一つで、マカロニを茹で、お湯を切った後に、チーズの素と牛乳、バターを加え、一煮立ちさせれば完成だ。

しかし、これだけインスタントのものが普及しているのだが、自分で最初から作っても実はさほど手間は変わらない。そして私は格段に自分で作った方がおいしいと思っているが、人それぞれ、材料が揃っているかなどで手間と感じる幅も変わってくるのだろう。

画像1

自分で作る場合、必要なものは、オイルまたはバター、小麦粉、塩、胡椒、牛乳、マカロニ、チーズだけである。まずはベシャメルソースを作り、そこにチーズを投入。溶けた頃に茹で上がったマカロニを投入してチーズソースと絡めれば完成だ。チーズはチェダーチーズが主流だが、いろんなチーズを混ぜ合わせたりしても、美味しくできる。私は塊のチェダーチーズが大抵冷蔵庫に入っているので、それを使うことが多いが、少し残ったモッツァレラチーズやスイスチーズがあればそれも混ぜることもある。マカロニが水分を吸うので、ソースは少し緩めに作った方が私は気に入っている。

アレンジ方法としては、香草パン粉などをまぶして、オーブンで焼けば香ばしさがますし、ベーコンや野菜を加えても、また違った風味や食感になるので、おすすめである。

レストランでもメニューに並ぶことが多いが、サイドディッシュの欄にあったり、メインとされるところもある。特にフライドチキンが看板メニューのお店には必ずコールスローなんかと共に、マッケンチーズのサイドディッシュがある気がする。そして今までマッケンチーズ専門店というものもいくつか見たことがあった。1ドルのインスタントの箱で作れるものだが、アレンジ方法がたくさんあるので、たまにそんなところで珍しいコンビネーションにトライしてみるのも楽しいものである。日本でマッケンチーズが流行ったら、明太子が乗ったものとか出てきそうだろうな。オーブンで香ばしく焼けば美味しそうだ。




いいなと思ったら応援しよう!