イカットとルンダン・サピ
イカットを初めて見たのは1977年、奈良町にあった菊岡工芸でだ。
土着信仰の模様と草木染のアースカラーの色合い、しっくり手に馴染む手織りの風合いに、一目で魅せられた。
でも、なにせ当時の私にとっては高価な一枚だったから、店を訪れては魅入り、一年経って、やっと買うことができた。
それから何枚か買い、十枚はあったかしら?そのうちの数枚は友だちにあげたりして、今手元にあるのは六枚。
すっかりうちでの存在感が薄れてしまっていたイカット(玄関には飾ってはありますが)を、そうだった!