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HSPやINFJは分断されバラバラの「内なるあなた」を統合し「つながる」「つなげる」を意識してみよう

内向きな人と聞けば、内向的でシャイな人をイメージするかもしれない。

自己理解を深めるには、この内向きな性格が積極的に活用できる。

人は多面的な生き物だ。

どんな人でも複数のキャラクターが内側におり、状況ごとに使い分けている。

多くの人は、その使い分けを無意識のうちに行っている。だから自分の中にどんなキャラがいるのかを、理解していないことも少なくない。

優しいキャラもいれば厳しいキャラもいるし、子どもっぽいキャラもいれば大人キャラもいる。

このキャラ同士がバラバラに存在し、仲が悪いとあなたの中でケンカや戦争が勃発する。

昨今の世界情勢を見てもわかるように、争いとは「異なる正義同士のぶつかり合い」に過ぎない。

大前提として「絶対に正しい価値観というのは存在せず、各々が立った場所、見ている角度によって正義は異なる」ということだ。

争いが発生していない状態というのは、キャラ同士がお互いの価値を認め、侵害せず各々の領域にいるということだ。

極端なアンチ行為に走る人は「特定のキャラ」を許せないという考えに染まる。そういう人ほど、自分の中に「こいつは絶対許せない」というキャラを持っているのだが、負の面を他者へ投影していることに気づいていない。

結果、他責的、他罰的になる特定の対象を叩くことで溜飲が下げる行為に依存する。

「どんなキャラがいてもいい」と鷹揚になれる人は、内なるキャラと折り合いをつけて上手くやれている人だろう。こういう人ほど肩に力が入っておらず、頭が柔らかい。

もし今あなたが自分いじめ、自分責めに苦しんでいるのなら「どのキャラがどのような態度で、どんな発言して加害しているか?」を具体的にするといい。

暴走するキャラはエネルギッシュだが、そのエネルギーを注ぎ込む対象を間違えている。

「あなたのそのパワフルなところは素晴らしいのだから、もっと他のことに使ってみたら?」と内なる提案することで、あなたを度々困らせてきた暴走王は「確かにそうかも!?」と、気づきを得るかもしれない。

キャラの具現化ができたら、相性の悪いキャラの中を取り持つ仲介役を活躍させよう。

「AとBは仲が悪いけど、CはA、Bともに仲良くできる」みたいな関係性を作れれば最高だ。Cの仲介はきっと成功する。

戦争状態だった内面が、平和になるとゆとりが生まれるので、あなたは意識を外に向けられるようになる。

外向きになれる人というのは、内へ目を向けられる能力をしっかり使って自己理解を深めた人だろう。

キャラのいがみ合いは、甚大なストレス要因になる。だから、各々のはたす役目を明確にする必要がある。

必要なのは整理。ジャッジではない。

こうした地道な行為の積み重ねが「自身の強みを知る」ということにつながる。

自己理解とは、弱みも強みもジャッジせず受けいれ認めることである。

あなたはあなたとつながり、あなた同士をつなげることもできる。

大丈夫。すでに力は備わっている。あなたがあなたの声を聴き、ゆっくりと内側を整理していくだけで、必ず道は開けるから何の心配もいらない。

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