自分に抗うのをやめるだけで、心がうんと楽になる理由
過去のnoteで、何度か自身のワーカホリック体験についてを振り返っている。
あのときの僕を突き動かしていたのは「やらなきゃ」という切迫感、義務感だった。
高刺激のものを求めて、いろいろなことにチャレンジしていたものの、どこか楽しみきれていなかった節もある。
楽しむのは難しい。
真面目な性格の人ほど「楽しまなければならない」になりがち。
楽しむの中に「ゆるみ」が含まれている気もする。
40代半ばになってようやく、休むことを覚えた。
自分への抵抗をやめられたのが大きい。
noteを続けて自己理解が進んだことで、今の自分にできることとできないことが掴めるようになった。
コンディションが悪いときに、歯を食いしばって何かをやってもろくなことはない。
例えそのとき、力技で何とかなっても必ず反動がくる。
今は「水のように生きよう」と、自然体の暮らしを心がけている。
おかげでワーカホリック期間、一年に数度は必ずあった、心身がエネルギー切れを起こして全く動けなくなる現象がなくなった。
力尽きる前の段階で、休めるようになったのだろう。
「お前なら、もっとできるはず」「人より何倍も努力して一人前」といった自分を許そうとしない厳しい、鬼軍曹が自身の内側がいるうちは抗うことが多かった。
「それはそれ」「それでいい」と多くのことを受容できるようになって、ストレスが減った。
起こった事実は変わらないので、まず一旦受け止める。あとは自分がどう解釈するかが大事である。
受け止める前の段階で、抗いが入ると前に進みづらい。
「抗うのではなく、受け入れる」これができると、心身がゆるんで休まるようになるのだ。
タモリさんのように全てのものに抗わず「ただ微笑みながらそこにいる」そんな飄々とした生き方が僕の理想だ。