HSPやINFJは「誰かの正しさ」を自分の正しさと勘違いしてインストールすると苦しくなる理由
あなたは人の正しさを押しつけられて、苦しんだ経験はないだろうか?
正しさは、人の数だけ存在する。
人生が苦しかった時期を振り返ると、僕も誰かの正しさによって、心理的な領域侵犯をされていたことが多い。
日本人は不安を感じやすい遺伝子を持っている。それゆえに多数派に身を置きたがる。「多数派の意見は、何があろうと常に正しい」と疑わない人も少なくない。
それは、こちらの視点からは思考停止に陥っているようにしか見えないのだが。
正しさは人に押しつけるものではない。自分がどのような人生を歩むか、その指針に用いるものだ。
正しさは、いとも簡単に誰かを傷つける。
正論に固執して理屈ばかり口にしている人は、自分の正しさに酔っている人だ。
正義が暴走したときの恐ろしさは、人類史を振り返ればたくさん学べる。
あなたの正しさは、あなたの内側から生まれる。
断言しよう。
誰かが無理やり押しつけてくる正しさなど、無視していい。
正しさで人を追い詰める人がいるが、こういう人は刃を誰かに向けているようなものだ。
自分の正しさがブーメランのように自身へ戻ってきたとき、甚大なダメージを受ける。
それが怖いから刃を外側に向けることが癖づいて「俺だけが正しい」「お前は間違っている」と言いたがる。
根底にあるのは「自分の正しさが揺らいでしまうかも?」という不安だ。
正しさに執着すると、人生が行き詰まる。人生が凝り固まる。
相手の正しさを受容すると、人生は広がる。
人生を柔軟に楽しみたいのなら、自分の正しさで誰かを裁かないこと。
そしてあなたもあなた自身を裁かないことだ。
正しさと裁きは密接な関係にある。
誰かを偉そうに裁きそうになったときは「正しさにこだわりすぎているかも?」を自分にツッコミを入れよう。
誰かがあなたに正しさを押しつけてきたら、心理的な壁を築く。そして心の中で「そういうのは、結構ですので」と、にべもなく突き放そう。
心優しい人ほど、誰かから正しさを押しつけられて苦しみやすい。
正しさの呪いから解放されたあなたは、本来送りたかった人生に立ち帰れる。
あなたの正しさは誰かを守ったり、自分を律するために使うものだ。
そう決めておけば、むやみに正しさで人を傷つけることはなくなるだろう。