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「絶対に認めたくない」と否認してきたことを認められたあなたは、その瞬間から長年の苦しみから解き放たれる

認めたくないものを認めるには勇気がいる。

「そんなことはない!」「おかしい!」と否定して、目を背けている間は、問題と向き合わなくていい。

すぐに認めるというのは困難で、誰しも葛藤の末に認めたくないものを時間を費やし認めていく。

中には、一生涯認めないままの人もいるが、そういう人の行く末を見ていると、ほとんどが頑固で孤独だ。

「他責に走る」という行為には、強烈な依存性がある。

認めたくないことを認めるには、痛みに耐えなければならない。他責を押し殺し、自分の改善点を見い出さなければならない。

この行為は、心にとてつもなく負荷をかける。

他責の多くは性格の悪さではなく、その人の心を守るために発動している。

「自分には関係がないこと」と位置付けることで、目を背け、それによって負荷を減らせることをみんな本能的に知っている。

認められる人は勇気がある人である。

「自分はちっぽけで何も持っていない」と心底思えた人の方が私生活や仕事が上手くいき、まだまだ自分には何か特別な才能が眠っているはずだと事実を否認し続ける人は上手くいかない。

心底弱さを認められた人は、みんな感謝上手だ。

認められる人は柔らかい人で、認められない人は硬い人。

コチコチの硬い人ほど、枠組みや正しさ、論理などわかりやすいものに執着する。

「自分が本来持っているものを見つけられれば、外側からどう評価されてもいい」と思える人は、人生の方向転換が早く、自己改善も得意だ。

僕もあなたもきっと認めたくないものがまだまだある。

認めることで道は開ける。

その発端となるのは、信頼できる人が真剣に伝えてくれる客観的な意見かもしれない。

人間ひとりでは、なかなか変われない。

実は人から指摘されてむっとしたりむきになったり、「絶対に許せない」と憤ることに、あなたが向き合うべき課題のヒントが隠されている。

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