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HSPやINFJは、不信が信頼に変わった瞬間、ゆっくり一歩ずつ「外の世界」へ踏み出せるので今は焦らなくていい
引きこもっていた頃は、ただ世界が怖かった。
怖いから自己防衛に終始し、その影響で人生が停滞していた。
今、思うと行動をしていなかったので、外界への解像度が低いままだった。
恐怖が高まると「存在するもの全てがこちらを攻撃しかねない」と思い込み、緊張感が高まり続けるのだ。
人間と世界は、よく似ている。
世界を構成しているのが人間なので、双方が相関するのは当然かもしれない。
ひとりの人間にも善良なところとそうでないところがある。
世界も同じで、社会福祉的な一面もあれば、人を搾取する一面もあるように善と悪をはらんでいる。
この矛盾を受け入れるのが苦手な人は、白黒思考に陥りやすいため、社会に出る際に立ちすくむ傾向が強い。
社会に出て働いた際も、極端な認知ゆえ、さまざまな社会の矛盾にばかり目が行き葛藤が生じやすい。
白黒思考を持つ人に対して未成熟と判断する人もいるが、純粋とも解釈できるだろう。
あなたが社会への不信で苦しんでいるのだとしたら、愛と憎しみの両価性に苦しむ自分にまず気づくことが重要となる。
恐らく矛盾が許せないのは、心に傷があるからだ。
他責に走り行動を回避しがちな人ほど、、動くたびに癒えていない傷がうずいている。
あなたの心に深い傷が入った原因は何だろう?
それを突き止めないまま、不信な姿勢を貫いてもあなたの暮らしは展開していかない。
「何歳になったら〇〇すべき」という「べき論」を振りかざす人はまだまだ多く、ときに家族などの近しい間柄であるほど遠慮なくこういった「べき論」をぶつけがちだ。
実のところ、年齢は関係ない。
人間は腑に落ちた瞬間、変容できる。
行動しない理由をずっと探し続けている人は、本心で「まだ自分は絶対に変わりたくない」と思っている。
しかし、心のどこかで「このままではダメだ。変わらないとダメなんだ」とも考え、葛藤に苦しむ。
ノイズの多い状態では視野が狭くなり、自分が本当に何をしたいのかが掴みづらい。
あなたはまだ自分が何をしたい人なのか、気づけていないかもしれない。
その根本原因が不信であることは珍しくない。
「外界や人間をそこまで怖がる必要はなかった」と気づけたら、あなたの人生は彩り豊かなものになる。
時間はかかるかもしれないが、あなたの傷が癒え「怖がる必要がなかったものに、自分はずっと怖がっていた」という気づきを得られる瞬間は必ず訪れる。
そのためには、不安であっても「何かを小さく信頼してみる」ところから始めるのがおすすめだ。
時間をかけていい。小さな信頼をやがて大きな信頼に変えていく。
ときには裏切られ傷つくこともあるだろう。
ただし、そこまでひどい人間ばかりでもない。
あなたは傷ついても、またきっと立ち上がれる。
あなたの心の傷が癒えて、心からの笑顔で人と関われるときが来る瞬間が来ることを祈っている。