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読んだ本(2024年1月下旬)

2024年1月21日以降読了分


社会人大学人見知り学部卒業見込 / 若林正恭

オードリーの「じゃない方」である若林のエッセイ。皮肉っぽいというかひねった笑いなのは前からなのだが、キャラ的にやっているわけではなくもともとの性格がひねているというのが意外だった。
春日の天然は「そのまま」らしい。

そして、バトンは渡された / 瀬尾まいこ

Kindle Unlimitedから。本屋大賞受賞作品。
瀬尾作品は初。(いろんな作家さんをどんどん読んでいってるところなのでほとんどの作家さんは初なのだが)
義理の関係も含めて家族の愛がテーマの本。
二部構成になっていて、一部は高校時代をメインに昔の話。一部では時系列をポンポン行き来するが迷子にならないような読みやすい文章なので内容の理解はしやすい。
二部は現在(社会人になって結婚するまで)の話。一部ではった伏線を回収しつつ物語のエンディングにすすんでいく。
親が度々変わる話というあらすじを初めて読むと殺伐としたものを予想するが、心温まる話。
面白かったので瀬尾さんの本を数冊読みたい本のリストに追加した。


ルポ西成 / 國友公司

あいりん地区に潜入取材した國友さんの著書。YouTube・丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニーでざっくりした話は聞いていた。國友さん一見まとも(対丸山ゴンザレス・草下シンヤなのだが)なんだけど、そんな人があいりん地区に潜入してみたり東京でホームレスしてみたりおかしな感じ。
普通の人が近寄ってはいけない場所だということは理解できたが、ネットでみると最近は大分ましになっているらしい。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 / 汐見夏衛

kindle unlimitedから。
単純にいうと女子中学生が戦時中にタイムスリップして特攻隊員と恋をする話。ラノベだと油断して読み始めたが、良い意味でやられた感じ。
現代人視点をタイムスリップで直接的に戦時中に持ち込むことで、感情移入しやすく没入感が増す。同時にそこでそれ言っちゃアカンだろうという苛立ちも増すけど。アマゾンのキャンペーンがなかったら今読んでなかったので、得した気分だ。
映画化してるのだが、主人公役が福原遥なのは謎。(かわいいし高校生の制服着せてもギリギリいける感じか)
一応年齢設定を変えて高校生にはしているようだが、それでも大人すぎじゃないのかと。小説の若い二人感が薄れてしまう。見た目だと普通の大人の恋愛話になってしまって原作の良さが少し薄れてしまうのではないか心配。見てないけど。

八月の御所グラウンド / 万城目学

八日目の蝉を図書館に取りに行く前に利用状況照会したら、すでに回送になっていた。朝は順位2番だったはずなので、だれか返却しにきたみたいだ。
2023年度下期の直木賞受賞作品。直木賞発表直後にすかさず予約を入れたので比較的早めに借りることができた。
まあ良い本とは思うんだけど、自分にはあわないなというのが正直な印象。人間失格とか読んだ時の感覚に近いかも。(褒めてる)万城目作品初だったので世界観に馴染めないうちに読了した感じ。

万城目さんの会見の内容が掲載されている。なんかゆるくファンタジー入ってくるのは、これを見て多少理解した。

すごすぎる将棋の世界 / 高橋茂雄

サバンナ高橋が書いた「観る将」の入門書。
全く将棋を知らない人でもわかりやすいように棋士や棋戦の紹介、伝説的な話などについて説明されている。
「藤井聡太以外わからない。」みたいな人向け。

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