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感情リクルーティングとは?(基礎編)

こんにちはアローリンクの蘓(いける)です。
前回は投資型採用についてお話させていただきました。

今日は投資型採用を実施するうえで重要な考え方である「感情リクルーティング」について解説していきます。

そもそも感情リクルーティングっていう言葉聞いたことありますか?ないですよね??
それもそのはず!
感情リクルーティングとはアローリンクが独自に提唱している考え方になりますのではじめて聞かれる方がほとんどだと思います。

今日は、感情リクルーティングの基礎編として少しお話させていただきたいと思ます

感情リクルーティングってなに?

感情リクルーティングとは、単なる報酬や福利厚生といった物質的な条件を提示するだけでなく、求職者の心情に深く理解し、企業と個人の価値観を共有することで、より強固な関係を築くことを目指した弊社が提唱する新しい採用手法のひとつです。

*感情リクルーティングは(株)アローリンクが商標登録しています。

では、感情リクルーティングのメリットと具体例を詳しく見ていきましょう。

感情リクルーティングのメリット

感情リクルーティングを実践することで、次のようなメリットが得られます。

  1. ミスマッチの減少
    価値観を重視した採用により、企業と求職者の間で「入社後のギャップ」を最小限に抑えることができます。

  2. モチベーションの向上
    共感を基盤とした採用活動は、入社後の意欲を高め、生産性向上に寄与します。「自分に合った企業で働いている」と感じることでモチベーションを高めます。

  3. 長期的な定着
    企業に対するコミットメントが強くなり、長期間にわたって貢献する傾向があります。

  4. 企業ブランドの強化
    感情に訴えることで企業の「本当の魅力」を伝えることができ企業のイメージを向上させます。


感情リクルーティング5つのポイント

  1. リアリティの提供
    等身大の社員の姿や実際の業務内容を伝えることで、学生の共感を得る。

  2. 双方向のコミュニケーション
    一方的な情報発信ではなく、学生との対話の機会を設ける。

  3. 長期的視点の共有
    入社後のキャリアパスを共に考え、学生の将来設計を支援する。

  4. 価値観の共鳴
    企業の理念や取り組みと学生の価値観をリンクさせる。

  5. 個別アプローチ
    パーソナライズなコミュニケーションにより、一人ひとりに寄り添った採用活動を行う。

感情リクルーティングの例


感情リクルーティングを効果的に実践するためには、以下の手法が有効です。

  1. 社員の「なぜ」を伝えるコンテンツの制作
    社員が「なぜこの会社に入社したのか」「どのような成長を遂げてきたのか」といったエピソードを語るインタビュー動画やストーリーコンテンツを制作します。これをインターンシップの参加者に共有したり、説明会での事例紹介に活用したり、SNSに投稿することで、企業のリアルな姿を広く発信します。失敗や成長のエピソードをリアルに伝えることで、求職者の共感を引き出し、リアリティの提供と価値観の共鳴を実現します。

  2. エピソードコンテンツの活用
    社員の成長ストーリーを描いたエピソードコンテンツを作成し、インターンシップの参加者に共有したり、説明会での事例紹介に使います。これにより、企業の現場をリアルに知ってもらい、長期的視点の共有と入社後のミスマッチ防止に繋がります。

  3. LINEコミュニケーション
    LINEなどのコミュニケーションツールを活用し、説明会や面接のリマインダーを送信したり、業界ニュースや社内イベントの情報を定期的に配信します。これにより、求職者との関係性を深め、双方向のコミュニケーションと個別化されたアプローチを実現します。また、内定者を含めたクローズドグループでのフォローアップを行い、内定辞退の防止や入社後のモチベーション維持にも役立ちます。

感情リクルーティングは、単なる採用技術ではなく、企業と求職者の間に深い絆を築き、価値観を共有することで真の「マッチング」を実現する手法です。これにより、採用活動の効率化や内定承諾率の向上、入社後のパフォーマンス向上、そして長期的な人材の定着が期待できます。企業と人材が共に成長し、社会に貢献する関係を築くための一歩と言えるでしょう。

これらのポイントを押さえ、自社の特性や課題に合わせてカスタマイズすることで、効果的な感情リクルーティングを実践することができます。


採用活動の未来

どうでしたでしょうか?
前回の「投資型採用」のアプローチから、感情リクルーティングの基礎について、その概念から具体的な実践方法まで解説させていただきました。

感情リクルーティングは、単なる採用手法の一つではありません。
企業と求職者の間に深い絆を築き、互いの価値観を共有することで、真の意味でのマッチングを実現する戦略的アプローチです。

<まとめ>
採用活動の効率化
的確なターゲティングにより、質の高い応募者を増やせます
内定承諾率の向上
価値観の共有により、内定辞退を減らせます
入社後のパフォーマンス向上
共感を基盤とした採用により、早期の戦力化が期待できます
長期的な人材定着
感情的なつながりが、長期的なコミットメントを生み出します

感情リクルーティングは単に人材を確保するだけでなく、企業と個人が共に成長し、社会に貢献できる関係性を構築することを目指しています

ぜひこの手法を採用戦略に取り入れてください。
量から質へ、そして感情へとシフトさせることで、真に価値ある人材獲得を実現してください。

最も大切なのは「誠実さ」です。
企業の姿を伝え、学生の声に真摯に耳を傾け、互いの成長を願う気持ちを持つこと。信頼関係こそが長期的な採用成功の鍵となります!

実践に向けて

本記事を読み終えて、皆さんの中には「投資型採用」「感情リクルーティング」を自社で実践してみたいという思いが芽生えているかもしれません。

ただ正直、けっこう難しいです、、、

なぜなら私たちも感情リクルーティングをものにするまでに5年かかりました。でもそんな皆さんには、次のステップとして以下のアクションをおすすめします。

勉強会への参加
弊社では採用担当向け勉強会「採マネ アカデミー」を開催しています。本記事の内容だけでなく採用に困っている担当向けのノウハウが満載の勉強会となっています。無料で参加できますのでぜひ参加してみてください。

現状分析の実施
まず自社の採用データを改めて見直してください。採用課題を明確化しましょう。特に、各採用プロセスでの離脱率や、内定承諾率、入社後の定着率などを把握してください。みなさん案外、把握できてませんよ。

選考プログラムの計画
新たな採用手法を一部の採用活動に限定し導入する計画を立てましょう。夏のインターンや合同説明会などの一部から始めることで、リスクを抑えつつ、効果を検証することができます。

社員の巻き込み
若手社員を中心に、採用活動への参加を呼びかけましょう。そしてインタビュー動画を製作しましょう。彼らの「等身大の姿」こそが、新採用の核心となるはずです。

専門家への依頼
必要に応じて、専門のスタッフにアドバイスを求めましょう。時間と予算があり余っているなら自分自身で試してもいいですが数年はかかります。専門家を入れてショートカットしてしまいましょう。遠回りは不要です!

次回記事でさらに感情リクルーティングを深堀りしていきたいと思います。
お楽しみに!!


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