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アジア現地採用エッセイ

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#シンガポール

シンガポールと中国深センを比べて感じる働き方の変化

マイコさんが運営する「ランサーワールド」というオンライサロンでのおしゃべり企画に参加してきました。楽しかったです、お誘いありがとうございました! マイコさんは難易度高い韓国現地採用を経てフリーランスになり、現在では海外ノマドを満喫されるすごい方です。尊敬。 28歳フリーターだった私がはじめての海外転職先で選んだのがシンガポールでした。理由はいろいろあったのですが、なかでも決定的だったのは、英語で仕事ができることと友達がいたこと。友達といってもTwitterでシンガポール現

海外就職 Q&A フリーター? 新卒? 向き不向き?

正社員になったことがないフリーターですが、海外就職できますか?できます! でも大変です。というのも、実務経験や専門的なスキルがないと私のように苦労します。 正社員、アルバイト、派遣社員、など、海外就職において雇用形態は全く関係ありません。(むしろ日本人はなぜ正社員かどうかをあんなに気にするんだろうか) 大事なのは「なにをやったか」を面接でアピールできるかどうか。達成したことや専門性を具体的にどんどん話しましょう。 当時、大卒でフリーター2年やっただけの私は専門性ゼロでした

海外転職5年目のリアル × 10

いらっしゃいませ、ゼロからの海外転職を応援するゆきのnoteへようこそ! これまでは週刊note として、2014年に私が初めてのシンガポール現地採用に挑戦したエピソードをほぼ実話で連載しています。 今回は特別編として、海外就職(アジア転職)をして5年目に突入するとどんなカンジ? という体験談をお届け! 先に結論を申し上げると、日本がいいよねって確信しつつも、日本にすぐに帰れるアジア諸国でゆるく楽しく働いて暮らしたい! そのココロを、10のトピックで説明したいと思いま

ここがポイント! 海外就職の面接

こんばんは、ゆきのです。 週刊連載noteの番外編として、はじめての海外就職を応援するシリーズをお届けします。 日本と海外、転職活動の面接はどんなところが違うの? これまでの記事にもあった面接について、今回はさらに深堀りして3つのポイントで書いてみました。 1 専門性をアピール「総合職」の呼び名の通り、日本での職歴や経歴はとにかく曖昧でわかりにくい。 例えば営業職なら、セールスのほかに、電話対応、データをまとめて資料作成、経費を精算、周りのメンバーをサポートしたり、

ここがちがうよ海外就職!

週刊note番外編! 今回は、海外で働いて直面したカルチャーギャップについて。 日本社会は厳しいと思っていたけど、実際はアジア諸国の働く環境がゆるすぎるだけ。比較するのが難しいほどの異世界。 出勤したらまず朝食 残業なんてありえない? 病気になったらすぐ休む! 働きはじめた当初は驚きの連続で、「ホントに? これでいいの?」とビビりまくってとてもじゃないけどローカル式なんて無理。それでもやっぱり慣れて、郷に入って1年経ったら郷に従うように。 今回はアジア転職・シンガポー

初めての海外転職で気をつけること

情報収集をしっかり働いて暮らしたい国や都市を決めたらはじめにやること。それはネットで情報収集! ・行きたい国や都市 x 希望の職種業種 ・就労ビザに関して ・家賃や物価などの生活面について まずはGoogle検索、SNSやブログもスマホでせっせと探します。 さらに「この人に聞いてみたいな」という発信者を見つけたら、SNSのアカウントやブログのコメント欄で直接質問してみましょう。 知らない人に質問をしたり、「教えて下さい」と直接コンタクトすることをためらう人もいますが、海

どこでも生きられるように世界仕様で自分の最適化を進めた結果、日本で超生きにくくなってしまった。これはヤバい。

2020年2月から11月まで、およそ9ヶ月に渡る日本一時帰国を経て、中国深センに戻ってきました。 2週間のホテル隔離生活を終えて、自宅にたどり着くまであと少し。 日本での生活は快適で楽しくて、経験値をガシガシ積み上げて、めったに会えない友人達と最高にくだらない時間を共にして、また新たな出会いや発見にも恵まれて、つまり超充実していました。 「中国帰りたくないな、ずっとこうしていたいな」なんてちょっと思ったりもしました。 そして実際に私の日常である海外生活に戻ってみて。楽しく

現地採用なんてもう二度とやるもんか

「海外アジア現地採用の光と影」と題してお届けするシリーズ。光があるとこには影がかならず生まれるもの、今回は後編・ダークサイドです。 前編はこちら。 はじめての現地採用で内定がもらえなかった、就労ビザがおりなかった、想像してた仕事や生活とは全然違った、という実話をもとにしたフィクションです。実在する人物、国名、企業などとは一切関係がない読み物としてお楽しみください。 まったく新しいなにかを始めるときには、トラブルやハプニングは必ず起きます。例えば私の場合、シンガポールで初

海外転職x自由度高い=不安定? と感じる理由と私の実践案

またまたマシュマロを投げていただきました。ありがとうございます! 前回に続いて海外現地採用という働き方についてのご質問ですね。全力で回答させていただきます。 ちなみに前回は中国現地採用の給料とかいろいろ詳しく書いてみました。ご興味ございましたらあわせてどうぞ。ぜひ! 海外現地採用の魅力のひとつは「自由度の高さ」だと思っています。 海外で働いてみたい! と思ったときに日本にいながら転職エージェントに登録して仕事探しを始めたらいいし、現地で実際に働いてみて、面白いと思えた

【海外移住に語学は必要?】海外生活6年目でぶち当たる言葉の壁

日本の田舎で正社員になれずにもがいてフリーターをやっていた28歳の私が、人生逆転を賭けて片道航空券で飛び出し、体当たりではじめての海外転職をつかんでから、早いもので6年が経ちました。 シンガポールで3年半、カナダ・バンクーバーで半年、そして現在は中国・深センで働きながら生活しています。 経済活動が盛んな活気のある街を選んで仕事を探して転々としたので、物価が高い国で給料は上がり、そして労働時間は減っているので、バリバリのキャリアアップというわけではないけれど、南国特有のゆっ

日本式贈り物ウォーズ 〜この支配からの卒業2〜

贈り物とかプレゼントが苦手だ。あげるのももらうのも、いつも一大事。 自分の好みが偏っていることを自覚しているから、自分好みで選ぶのはよくない気がする。かと言って、なにを基準に選べば良いのかわからない。 とはいえ古き良き日本の文化も最近は進化してきて、クーポンを送り合うというスタイルのプレゼントがちょっとしたブームらしい。 ひょんなことからTwitterのフォロワーさんからURLリンクのプレゼントをいただいた。リンク先はスタバのギフトカードで、好きなものを注文して、レジで

「彼女の手料理」 〜この支配からの卒業〜

手料理って どうしてそんなにいいものとされているんだろう? 素朴な疑問は頭のすみっこにずっと居座って、こんな風にたまに頭の中を占拠する。 もはや呪いとよんでも過言ではない、手料理をはじめとする日本人女性の細やかな気遣いは家事全般に発揮されるにちがいないという幻想。 掃除、洗濯、料理。 好きな人にとって家事、それはそれは楽しいだろう。私も好きになれたらよかったのに、たまたまそうならなかっただけでこんなにも思い悩むことになるとは。 楽しくない人にとっての家事は苦行でしかな

日本人はなぜ英語を話せないのか? 〜3つの視点から考察〜

突然ですが私は日本の教育にとても感謝しています。 ゆとり教育より少し前のつめこみ教育だったけど、「なんでこんなことやらないといけないんだろう」って不満たらたらでやってたけど、今になって分かる。その意味も意義も分からないまま一心不乱に覚えまくる。あれはあれで学びのスタイルとして重要だ。 例えば中高6年間、もっと言うと高校入試と大学入試のためだけに必死に詰め込んだ5教科。 公式や化学式みたいな日常生活と無縁な項目はキレイサッパリなくなったけど、きっちり残ったものもある。 それ

編み図のない編み物はフッ軽だけで生きる私みたいだ

趣味:編み物が再燃した100円ショップの手芸コーナーを通りかかってふと思い出した。 そうだ、私の趣味は手芸だった。 中学2年生のときに手芸店で毛糸と編み針、本屋で本を買ってもくもくと作っていた。 棒編みとかぎ針編みをどちらも一通りやって、コンパクトですぐにできるかぎ針編みが気に入った。 本に載ってる棒編みはセーターとかマフラーとか大作ばかりで、冬に作り始めて完成したら冬が終わってしまいそうな。 細いレースの糸とかぎ針編みを税込み220円で買って、YouTubeで作り方動画