山崎 勇

山崎 勇

最近の記事

脚本製作中リアルタイムメモ(23)

役者を2倍に増やす。 末法の世とは、全てがブラック、ではなく、富やリソースが偏在した世界。 例えば未開の世は完全にブラックだった訳ではなく、皆平等に物も知識も無かったわけだ。 末法の世はバランスが失われて偏在した、分離した、という事は、 地獄ばかりを描くのではなく、天国もまた描かなくては片手落ち。 ホワイトの極み。だが、一応言い訳がある、それなりに正義がある、 だけど何を言ってもおためごかしのホワイトだ、という偽善を突くには ホワイト編を入れればいい。 つまりハムレッ

    • 脚本製作中リアルタイムメモ(22)

      セット=世界から考えてみよう。 俺の知る限り、巻段ボールを使った所は無い。 造形した上でバトンから縦につるせば縦長に結構いける。 それをアーチ型に何本も吊るせば見栄えがする。 色を塗るか? それとも段ボールのテクスチャを使い、火の鳥の砂漠の造形物のように 砂漠のイメージにするか。 運搬やタテコミも考えなくてはいけない。 もし、背景に巨大な物を置くなら、それはそれとして近景には別の物を置きたい訳だ。 今の世の問題点は、終末思想、末法の世だ。 そして弥勒、解脱、とか、そう

      • 脚本製作中リアルタイムメモ(21)

        ダンスシーンをどう入れるか できたらダンス、マイムを入れたいが、それは非言語。 つまり情動的なシーンにしたいから、ストレートに 内部を表して良い。 毎度のことながら後半70%で入れるか、 もしくは途中に入れるか、だが。 カリナとタツヤに語らせるのであればモモカにやらせるのが 適当だろう。 やりたいのはリリカルヒップホップだが、そうすると相手が欲しい。 抑圧してきた親や兄弟。 もしくは社会。例えばタツヤに対する社会。 すると、3人がそれぞれ一緒に踊るのではなく、 各シ

        • 脚本製作中リアルタイムメモ(20)

          カリナのプロファイル 粗暴タイプ 反抗的な言動。 攻撃的な言動。 身体的な暴力。 破壊行為。 無謀な行為。 さて、一匹狼か、つるむか? まず一匹狼一択だな。 冒頭一人、物理的孤独、強がって孤独感は無い。 身体的な劣等感とか特徴とか、外から虐められ、阻害されるのがいいかも。 そして、プライドから、虐められスポイルされる位なら自分が世界を 従えれば良い、という事、とか。 タツヤのプロファイル 対照として違うタイプが良い。 反社的オタク。 邪悪、動物を殺す。いや、これはダメ

          脚本製作中リアルタイムメモ(19)

          解決をモモカの精神的解放だとして、彼女のプロファイリングをしてみよう。 ChatGPT君に確認してみた。 現状: 自己決定能力が無い。 言われた事しかできない、鵜呑みにする。自傷行為 根本は無力感。何をしても自己主張をしても叩かれる。その経験がネガティブフィードバックとして、ずっとずっと、幼少期から刷り込まれて来た。 解決のプロセス ①根本は、自尊心を叩き潰す要因(親)から離れる、それが大事。 次に友達のサポートで少しづつ肯定体験を積み重ねる。 ちょっとびっくりする。 

          脚本製作中リアルタイムメモ(19)

          脚本製作中リアルタイムメモ(18)

          17続き ラスト前で、3人が決裂するのが良い。 つまり同じ方向を向いていた3人が対立、決裂する。 強いパーソナリティのカリナとタツヤが適任だ。 モモカを保護するため、救うためという共通の目的。 傷は傷として癒える時を待て、という漸近的手法と 大手術して膿を出し切らなければ治る事は無い、という革命的手法がある。 多分、タツヤが安全・漸近的でカリナが革命的・破壊的手法だ。 では、モモカはどちらにつくか、というと、多分自分では選択できない子だから偶然とか成り行きとか、外部要因

          脚本製作中リアルタイムメモ(18)

          脚本製作中リアルタイムメモ(17)

          今の構成 本筋 クソのような末法の世を生きる孤立無援の高校生達がサバイバルする あらすじ 序 高校生の仲間達がちょっと贅沢で楽しい生活をしようと金稼ぎをする。 その過程で闇バイトに手を出す。 描写:末法の世、3人の関係。 児童養護施設にいる。カリナは粗暴、自分と仲間だけしか信じない。男性不信?、タツヤは反抗、モモカは自傷繰り返す鬱病と自己否定。 問題児なので、施設からは目を付けられ、警察の厄介には何回もなっている。 破 組織から目を付けられ、ヤバイ仕事をするか自分達がや

          脚本製作中リアルタイムメモ(17)

          脚本製作中リアルタイムメモ(16)

          全く違うストーリー考えてみよう。 フランダースの犬 +マッチ売りの少女 +ワイルドセブンのラスト +奇跡の海 +攻殻機動隊 のラストシーン。 ラスト、女が非業の死を遂げる。 エピローグ男が回収する。 天使の羽が降ってくる。 ラスト本物の天使が降りて来るためには、その前に イミテーションの天使や神様が出てこなくてはならない。 いや、出てこなくても良いが、でてきても良い。 そしてそれをディスる。神様なんかいる訳がない。 神も仏もあるものか。 だが、非業の死のまま救いが神様や

          脚本製作中リアルタイムメモ(16)

          アートラボ「三方よし」

          演劇を教えるにあたり、近江商人の三方良しからインスパイアされて作った 「アートラボ三方良し」にて指導しているので皆さんにお披露目したい。 すなわち 「内良し 外良し 自分良し」 内良し 演劇製作は長いプロジェクトになるが、仲間同士が協業していないと良い物はできない。 脚光を浴びる人も必要だし、地道な作業をする人も必要。 お互いの為を思いながら作業をしていかないと面倒くさい、辛い練習や段取りを乗り切って行けない。 一人ではできない事も、どこかに集うとできる事が多い。 だから

          アートラボ「三方よし」

          脚本製作中リアルタイムメモ(15)

          陽のタイプに方向転換した内容見直すと・・・好きじゃないこういう話。 やっぱり最低限、ずっと地獄が見えたいんだな。 表面的にはもり上がっても良い。 だが底層には地獄の川が流れている。 そういう芝居が好きなんだな。 やっぱりハムレットと同じパターンで行くか。 どんどん盛り上がっているんだがそれは地獄の川を跨ぐ橋の上。 そしていきなり橋桁が崩落する。 そして、どうなる? ハムレットは友情だったから許しあって終われた。 今回はどうなる?これも友情が壊れる話にするか? とすると、

          脚本製作中リアルタイムメモ(15)

          脚本製作中リアルタイムメモ(14)

          設定レビュー続き 脚本は基礎だから槌で叩いても壊れないような堅牢性が必要となる。 アイデアとして平安時代とのリンクを選ぶのは良いが、 逆に必然性はあるのか?という問いにどう答えるか。 平安時代そのまま、もしくは現代劇ではいかんのか? 平安時代リンクしなくてはならない理由が欲しい。 現代劇だと発想が飛ばない、というのは、まあ作り手の理由だ。 リンクすると、イマジネーションが膨らむから、という理由ならアリだろう。 とすれば、リアルな芝居ではなくイマジナリな要素を求める 芝居

          脚本製作中リアルタイムメモ(14)

          脚本製作中リアルタイムメモ(13)

          設定レビュー3 羅生門をフィーチャするなら、無理くりに台詞で導入するなど ドンくさい方向は止めて銀魂方式にしたい所だ。 だが、自由度が上がると世界観はしっかり作らなければならない。 ナウシカやラピュタのように。 平安時代風の世界で高校生や闇バイト、スマホなどが出て来る。 ではその意味は?  平安時代末期1000年、1100年ごろ。 という事は末法思想とかとリンクしてもよいか。 つまり、現代の時代、少子化、高齢化、日本の没落、などもう日本社会だめかもしんね?という雰囲気と

          脚本製作中リアルタイムメモ(13)

          脚本製作中リアルタイムメモ(12)

          設定レビュー2 羅生門をフィーチャするならば、またうるさい審査員にもリーチするためには浅いリンクでなく、ある程度モチーフとしてリンクしなければならない。 で、餓鬼道のような状態、それは状況描写で行えばよい。 問題は下人の行動。 消極的な善から積極的な悪、という行動をモチーフとするならば、 その下人の行動を芝居上でトレースした方がいいだろう。 例えばタツヤがそれなら、どうだ。 両親を殺されて泣き寝入りしていたのが、気が変わって復讐した。 ちょっと違う。 どうやってもじり

          脚本製作中リアルタイムメモ(12)

          脚本製作中リアルタイムメモ(11)

          設定レビュー 本当に今の方向性で良いのか検証する。 正直テーマよりも俺がこだわっているのは背景 背景として書きたいのは外国人の不法就労。 日本秩序の破壊。LGBT、SDGsなどの侵食。 これらを全てイメージとしては入れたい所。 今の社会での流行?である闇バイト、強盗、など。 平安時代の社会不安が広がった時期とリンクする。 イメージとしては平安から来るのが羅生門だが、それを入れるべきか? 後は役者の希望で不遇な家庭環境。経済問題。 全てを網羅しても良いが、重みづけは変えて

          脚本製作中リアルタイムメモ(11)

          脚本製作中リアルタイムメモ(10)

          キャラ肉付け拡充 タツヤ。 両親を交通事故で殺された。 原因は不法外国人の暴走運転だが、逮捕も起訴もされずになんだか無罪放免。 清貧に暮らしてきた親がいない。暖かい家庭を壊した不法外国人を憎悪しているが、それ以上にそれを許している日本社会を憎悪している。 子供時代の事だから殺した外人が誰だかわからなかった。 報道で名前も出ない。 ふとした事で殺した不法外人の所在と名前を知る。 復讐するにはどうすればいいか? 色々な方法があるが、徹底して復讐するには、という話。 親を殺し

          脚本製作中リアルタイムメモ(10)

          脚本製作中リアルタイムメモ(9)

          成りあがって行く過程。 最初は、稼いだ金でゲーセンとかドンキとかで散財するとか、駄菓子を一杯たべるとか、焼肉食い放題とか、ダサい服一杯買うとか、めちゃくちゃしょぼくて哀れを誘う贅沢が良い。 3人とも楽しく、目的意識も共通だ。 今より楽しく、普通の生活をしたい。他の学生に馬鹿にされるような境遇は嫌だ、だから皆と同じになれた幸せ。全方位ハッピー。 それをすごく楽しそうにやる。庶民的な遊び、よろこび。 そして、そんな詰まんない、安っぽい娯楽すら、今までできていなかったんだ、とい

          脚本製作中リアルタイムメモ(9)