脚本製作中リアルタイムメモ(23)

役者を2倍に増やす。

末法の世とは、全てがブラック、ではなく、富やリソースが偏在した世界。
例えば未開の世は完全にブラックだった訳ではなく、皆平等に物も知識も無かったわけだ。

末法の世はバランスが失われて偏在した、分離した、という事は、
地獄ばかりを描くのではなく、天国もまた描かなくては片手落ち。

ホワイトの極み。だが、一応言い訳がある、それなりに正義がある、
だけど何を言ってもおためごかしのホワイトだ、という偽善を突くには
ホワイト編を入れればいい。

つまりハムレット構造をパクる。
セルフパクリとは全く何たることだ。
まあ、役者が少なければそれも良い。

さて、学校にすべきか?どちらも?
二つの世界の関係性だ。鏡の世界か、地獄と天国の相関か。
だとすれば同じ学校、というのも手だが。

ブラック&ホワイト。
そして、後半になって、その二つが交錯してくると良い。
当初ブラックはホワイトを断罪し、ホワイトはブラックを断罪する。
しかし、途中でお互いの汚さ、矛盾に気づく、とか。

ホワイト編はどうなる?
ホワイトはホワイトの正義がある。
つまり、不平等、虐げられた者たち、温暖化とか。
ブルジョア私立高校vs底辺通信高校とか。

交わるか、完全に交わらないままで行くか。
交わるとリアルだが。
しかし、ホワイトに力点を置くと、物事が相対化されて
ブラックの力が失われる気がする。

ホワイト編は役者、もしくはマネキンで済ませるか。
それこそセットにするか?
ホワイト世界の人たち。
だが、それはセリフでは無く文楽的人形で、台詞もマイク通した
台詞とか。
AIに喋らせるか。ホワイトっぽいぞ。
音楽扱いになるだろう。
台詞もチャットに作らせるとめちゃホワイトになる。
良いね。

するとAIの非人間性が生きる。
文楽にすれば、製造側の評価も上がるかもしれん。
マネキン文楽だ。
それの操作はどうするか?役者にやらせるか。

天上世界、マネキン文楽にする。
おためごかしをAIで喋る。

舞台の後ろは空いているから何でもできる。
ただ、吊るしでマネキン動かすのは辛い。
という事は、マネキンぽくして、影絵でやるか。
ホリゾントを使うか。

中層世界で役者が影絵で中間搾取する役、とかでも良いが。
3層構造で。
複雑すぎるか。