脚本製作中リアルタイムメモ(17)
今の構成
本筋
クソのような末法の世を生きる孤立無援の高校生達がサバイバルする
あらすじ
序
高校生の仲間達がちょっと贅沢で楽しい生活をしようと金稼ぎをする。
その過程で闇バイトに手を出す。
描写:末法の世、3人の関係。
児童養護施設にいる。カリナは粗暴、自分と仲間だけしか信じない。男性不信?、タツヤは反抗、モモカは自傷繰り返す鬱病と自己否定。
問題児なので、施設からは目を付けられ、警察の厄介には何回もなっている。
破
組織から目を付けられ、ヤバイ仕事をするか自分達がやられるかの選択を迫られる。 その過程で仲間達に争いが起きる。
描写:楽しい状況からヤバイ状況になる経過。 なぜ問題児になったか? タツヤ:子供時代に、苦境に落ちても、大人は誰も助けてくれなかったから、信用できない。 カリナ:DV受けた過去トラウマ。自分と仲間しか信じられず、暴力で全てを解決しようとする。 モモカ:親からの性加害で自己肯定感全く持てず。自分を好きになれないから他人に言われた事を嫌でも自動的にやってしまう。
急
ヤバイ状態から収束する。
犯罪を犯して自分達は助かる?死ぬ?逮捕される?組織を潰す?
どこかに籠城するか? 何かを盾に叫ぶ。
描写:ホワイトでダークなクソのような世の中、カンダタの蜘蛛の糸のように、天上から細い糸がたらされてきて、それを取り合う。
餓鬼道を生きる。だが、自分だけ助かろうとすると地獄に落ちてしまう。
欺瞞に満ちた救い。
周りからはホワイトなノイズ。LGBT、平等、安心、優しさ、寄り添う、平等、などが鳴っているが、そんな物はただのおためごかし。
実際に救ってくれる人はいないし、誰もその叫びを聴きはしない。
ラストはどうするか?
過激な内容、過激な批判、過激なストーリーを表現したいんだが、ラストの救いが無さ過ぎて、大会にはそぐわないかな。
こんな話書いたんだけど、という脚本の話にしたらどうだろう。
いずれにせよ、世界を構築したいから、今の日本、じゃなく、
別世界のファンタジーのような話にすれば、舞台装置にも凝れる。
だが、ファンタジーに逃げたくは無い気もする。
クソの現世と真っ向勝負したい気もする訳だ。
だが、ウケを狙うために舞台装置と世界観は凝りたい。
世界観が展開されていく、という大がかりさが欲しい。
という事はだ。
ホワイトダーク世界を描かないといけない。
もしくは過去のトラウマとかDV世界とか。
それを廃墟のような表現にするか。
そして台詞では入れないが、だまし絵のように、底層に流れる
3人の行動原理(もしくは自傷原理)とする。
デビルマンに出て来る対デーモンの建物のような、異形のセット。
それが何かは伝えないが、そのセットの所で芝居をする事で、
3人の過去の心理的世界を表現する。
もしくは永井豪のスサノオの世界とか。
そして、だ。
ラストに社会に向かって籠城して叫ぶ、ホワイト社会をぶっ壊す事で、
そのDVトラウマ世界から脱却する、トラウマをぶち消す、という
のはどうだろう。
つまり、物理的、社会的には破滅に至るが、心理的には自分を抑圧していたモノたちを明確化して戦いに挑む。
モモカの自傷も元は加害している他者。それが内在化していたための自傷。
それを対外化する事で、自家中毒から脱する。
心理的救い、という話ならすっきりする気がしてきた。
高度な話だな。
「ク*世界の中心でシ*と叫ぶ」
愛する人を助けるためにがんばる、みたいなホワイトな話を出したいね。