永久保存版!?「確実に海が見える図書館リスト」
僕が調べた限り、日本全国に「海が見える図書館」は200館近くあります。
ただし僕の定義する「海が見える」には若干「ゆるさ」があって、必ずしも図書館内から見えなくてもいいんです。駐車場などの敷地内や、複合施設の場合その建物のどこかから見えれば、それで「海が見える図書館」に認定です。
あと、約200館の中には「見えるのかもしれない」館が含まれています。図書館HP、自治体HP、グーグルマップ&ストリートビュー機能を使って頑張ってリサーチしてみましたが、さすがに「絶対に見える」と確認できるほどには詰め切れませんでした。
まあ建物の中までは見られないのでしょうがないですよね。少しずつ訪ねて確かめていますが、なんせ200館あるのでなかなかコンプリートできません。
そんな中で、現状「確実に海が見られる」と判明している図書館をすべてここにリストアップしておきます。実際に自分で訪ねて確認した館もあれば、オフィシャルHPや自治体のサイトなどで海が見えると明記されている館もあります。訪問済みの館については、どこから海が見えるかも書いておきます。
コロナが収束したあとにでも訪ねてみてください。本を借りたり読んだりしなくても、よその土地から来た旅人でも、図書館を楽しむことができるんですよ。と、図書館ウォーカーたる僕は考えています。
北海道
根室市図書館
訪問済み。高台にあるので坂の下に海が見えます。二階奥にある飯田三郎資料室の窓は海側に向いているので、絶景です。
釧路市中央図書館
訪問済み。7階学習室およびその横の廊下の窓から海が見えました。
釧路市東部地区図書館
訪問済み。東部地区コミュニティセンター「コア大空」1階にあり。海から少し離れているのですが高台に建っていて海側に建物があまりないので、館内からも海が見えました。
白糠町公民館図書室
訪問済み。公民館は海近くの国道沿いに建っています。2階の閲覧室の窓から漁港がほんの少し見えました。
網走市立図書館
訪問済み。網走川河口近くのオホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)1、2階にあり。館内からは直接海は見えませんが、4階展望室から見えるようです(市HPのセンター説明ページより)。展望室には行ってないので実際には確かめられていません。
雄図ぴあ
雄武町HPで確認。図書館紹介ページの「館内のご案内」の一般図書コーナー&テラス席写真の説明に「窓側は一面ガラス張りとなっており、カウンター席とソファ席から雄大なオホーツク海を望むことができる」と書かれています。一昨年(2019年)に開館したばかりの新しい図書館です。
広尾町立図書館(北海道)
開館時間前にちらっと立ち寄りました。館内には入っていませんが、海に面した高台の端っこに建っていて、建物自体も児童福祉会館との複合施設で3階建てなので海が見えます。
浦河町立図書館(北海道)
訪問済み。浦河町総合文化会館との複合施設で、図書館自体は1階&地下1階のため海は見えませんが、高層階の窓からちらっと見えました。
新冠町レ・コード館図書プラザ(北海道)
訪問済み。ここについては何度か触れていますよね。海からは少し離れたところに建っているのですが複合施設で、無料で入れる地上30メートルの展望塔があり、そこから海が見えます。絶景。
むかわ町まなびランド図書室(北海道)
HP情報より確認。ここはホテル「四季の風」に併設の図書館という珍しいパターン。宿泊客はここで本が借りられるそうです。海からやや離れていますが、高層階にある宿泊者限定の展望大浴場から太平洋が見られるということで、ぎりぎり海が見える館に認定です。ただ、泊まる人だけの景色ということでここは次点扱いかな。
古平町文化会館図書室(北海道)
訪問済み。文化会館は街のやや高台に建っていて、建物の中からは見えないのですが下の道路から駐車場に上がってくる坂が海側に面しており、駐車場の端から少しだけ海が見えます。写真はややわかりにくいですが天気のいい時はいい感じに海が見えると思われ。
泊村公民館図書室(北海道)
訪問済み。海沿いを通るアップダウンの激しい道路の、一番高い場所のさらに高台(笑)に建つ公民館内にあり。図書室には窓がありませんが、周りにさえぎるものがなく公民館ロビーや駐車場などなどあらゆるところから海の絶景が楽しめます。
岩内地方文化センター図書室(北海道)
訪問済み。後志地方日本海沿岸エリアの交通の要所、岩内バスターミナルすぐ横のマリンパークに建つ地方文化センター2階にあり。図書室の窓は海側にはないのですが、海に面した階段の窓やセンター西側入口から海が見えます。
寿都町総合文化センター図書室(北海道)
訪問済み。街の中心部から離れた高台に建つ総合文化センター「ウィズコム」の1階にあり。海からけっこう距離があるのですが、センター2階の休憩コーナーからほんの少しだけ海が見えました。写真では青い屋根の住宅の向こう側。
島牧村若者総合スポーツセンター図書室(北海道)
訪問済み。若者総合スポーツセンターは村内を流れる千走川河口に建つ体育館のような建物です。図書室は2階にあり、窓から海がどかーんと見えます。
いるか文庫(北海道)
訪問済み。JR函館駅の2階にある「船と鉄道の図書館」がいるか文庫。駅プラットホームに面した閲覧席から海が見えます。船や鉄道のほか、函館関係の本も所蔵していて、グッズ販売もしています。休憩にちょうど良いのですが開館時間が短いのでご注意ください。
江差町図書館(北海道)
町HP情報より確認。未訪問。江差町文化会館2階にあるそうです。町ウェブサイト内の図書館紹介ページに「図書館自慢の一つは、フロア西側の窓に広がる日本海とかもめ島の眺望。」と書かれています。
東北
青森市民図書館(青森県)
ここはもう絶対間違いない。だって元職場ですから。ビルが立ち並ぶ青森駅前市街地の中にありますが、図書館は複合施設の高層階(6~8階)にあるので海が見えます。一番眺めがいいのは7階から8階に行く階段の踊り場です。天気がいい日は下北半島まで見えるので、あまり知られていませんがかなりの絶景館だと思います。
大間町北通り総合文化センター図書室(青森県)
訪問済み。海に囲まれた高台に建っていて図書室からも直接海が見えるのに加え、地上25メートルの展望塔からも海の絶景が眺められます。ちなみに本州最北の図書館です。
佐井村中央公民館図書(青森県)
訪問済み。フェリーターミナルも兼ねている津軽海峡文化館アルサス1階に設置された書架の蔵書が「中央公民館図書」。すぐ横が佐井港なので建物の海側のどこからでも海が見えます。3階の展望室が特に眺めが良いです。
種差海岸インフォメーションセンター潮騒文庫(青森県)
訪問済み。自然特化型の観光案内所内にある図書スペース。すぐ横、センター内から海が望めます。
鯵ヶ沢町日本海拠点館図書コーナー(青森県)
訪問済み。敷地のすぐ横が日本海。街の中心部からちょっと離れたところに建っている超巨大な建物「日本海拠点館」の2階にあります。館内からは外の景色は見えません。
洋野町立種市図書館(岩手県)
訪問済み。2階の海側の窓から防潮堤の向こうの海が見えます。海そばの高台の端っこに建っています。種市はほやがおいしいです(笑)
八峰町文化交流センターファガス図書室(秋田県)
訪問済み。駐車場の端から少しだけ海が見えました。
由利本荘市岩城図書館(秋田県)
訪問済み。海沿いの高台にあるJR羽越本線岩城みなと駅のすぐ横にある総合施設ウェーブ岩城内。海側に窓が開いた情報コーナーから直接海が見えます。
にかほ市立図書館仁賀保分館(秋田県)
訪問済み。JR羽越本線仁賀保駅から海側に歩いて徒歩数分の場所にある仁賀保勤労青少年ホーム内1階。建物の敷地内から漁港が見えます。うっかり未確認ですが児童本コーナーの窓が海側だったのでそこからも直接見えるかもです。
気仙沼市気仙沼図書館(宮城県)
訪問済み。2018年に開館した新しい図書館。海から離れた山の中腹に建っていますが、2階の屋外テラスから周りを囲む木々の向こうに海が、ほんの、ほんの少しだけ見えるんです。
南三陸町戸倉公民館図書室(宮城県)
訪問済み。東日本大震災で被災した戸倉中学校をリノベした公民館内の図書室。元学校だからというわけでもないでしょうが、学校の図書室っぽい感じでした。海そばの高台の上に建っているので建物の海側の窓からはどこでも海が見えます。
女川つながる図書館(宮城県)
訪問済み。町役場、子育て支援センター、保健センター、ホールが併設の複合施設の1階にあります。海近くの坂の上に建っていて、図書館は海側に大きく突き出した形です。突き出したあたりは全面ガラスになっていて、少しだけ海が見えました。また女川町庁舎案内図によると3階にも「眺望テラス」があるみたいです。
石巻市図書館雄勝分館(宮城県)
河北新報オンラインニュースで確認。記事中に「利用者が雄勝湾の眺めを楽しめるよう、2階は窓ガラスを大きく設けた。」とあります。移転し今年4月に再開館したばかり。公民館、郵便局との複合施設「雄勝総合支所」内。
東松島市図書館野蒜市民センター配本所(宮城県)
訪問済み。東日本大震災による津波で甚大な被害を受けたJR野蒜駅は高台に移転。そのすぐ横にある野蒜市民センターの中にある小さな図書室。市民センター2階のテラスや敷地内から野蒜駅のはるか向こうに小さく海が見えます。
塩竈市民図書館(宮城県)
訪問済み。図書館はJR本塩釜駅すぐ近くの複合施設ビル「壱番館」内にあります。このビルの屋上は誰でも入れる展望コーナーになっていて、そこから海が見えました。
鶴岡市立図書館温海分館(山形県)
訪問済み。JR羽越本線あつみ温泉駅から徒歩数分の場所にある温海ふれあいセンター内1階。センター自体はやや奥まった位置にありますが、敷地内駐車場から線路の向こうに少しだけ海が見えます。
関東・甲信越・北陸
出雲崎町立図書館本館(新潟県)
訪問済み。古い街並みが印象的な海岸沿いの市街地内に建つ「海岸公民館」の1階。周りに住宅があるので見えないかなと思いましたが、図書館内の海寄りの端っこの窓からほんの少しだけ見えました。
滑川市立図書館(富山県)
訪問済み。海からはやや離れた立地ですが、4階にある休憩室から海が見えました。
滑川市立子ども図書館(富山県)
市立図書館のある公園のすぐ横に建つ「滑川市民交流プラザ」の2階にあります。館内の1室からもちらっと海が見えるうえ、なんと屋上6階には360度の眺望が楽しめる展望コーナーがあり、そこからばっちり見えます。
高岡市立伏木図書館(富山県)
北陸みなとオアシスのHPから確認。みなとオアシスは国土交通省港湾局長が登録した施設のことで、高岡市の伏木にもあります。伏木図書館はその敷地内に建つ伏木コミュニティセンター内。このHPでも紹介されていました。説明に「屋上の展望テラスからは伏木港と立山連峰の壮大なロケーションが一望できます。」とあります。ただし別情報ではテラスは普段解放されていないっぽい。いつか行って確認せねば。
南越前町立河野図書館(福井県)
町立図書館HPで確認。テキストでは特に説明はないのですが、トップページで右から左へスクロール再生される写真の中に「河野図書館閲覧コーナー」というものがあり、それを見ると大きな窓の向こうに海が写っています。ここ、ほんとに海沿いにあるんですよね~。
江東区立豊洲図書館(東京都)
ウェブサイト「とよすと」記事内の写真から確認。12階建ての複合施設「豊洲シビックセンター」9~11階が豊洲図書館。青森市民図書館と同じで高層階から海が眺められる図書館ですね。
鋸南町立中央公民会館図書室(千葉県)
町HPで確認。中央公民館ページの「ロビー」の説明に「ゆったりとしたロビーでは、海を眺望しながら、憩いのひとときを・・・。」とあります。また「子育て広場」説明ページの写真では天気が良ければ見えるという海と富士山の写真が掲載されています。
南房総市和田コミュニティセンター図書室(千葉県)
サイト「南房総いいとこどり」内ページから確認。説明に「太平洋が望める立地条件」とあります。道の駅併設とのことなので、訪問する楽しみがありそうですね。
まなづる図書館(神奈川県)
神奈川県図書館協会HPで確認。協会報第211回掲載の「シリーズ特徴のある加盟館第16回まなづる図書館」本文中に「東の窓からは相模湾、西の窓からは緑多い山がのぞめる景色のよさ」と書かれています。真鶴町地域情報センターとの複合施設の3階にあり。
平塚市南図書館(神奈川県)
読者の方に情報をいただきました。館内から見えるみたいです。JR平塚駅から徒歩15分ほどの複合施設「なぎさふれあいセンター」3階が図書館。所在地の袖ヶ浜という住所が何をかいわんやですよね。
東海・近畿
静岡市立清水興津図書館(静岡県)
市清水区生涯学習交流館HPで確認。説明に「東には駿河湾、西には名勝清見寺を仰ぎ見る、 風光明媚な場所にあります。」と書いています。興津生涯学習交流館との複合施設。
京丹後市海の見える丹後図書室(京都府)
京丹後市HP内の図書室紹介ページと朝日新聞デジタルの記事で確認。昨年の10月に丹後図書室から海の見える丹後図書室へとリニューアル。また朝日記事には「市教育委員会が「海を図書室の新たな魅力に」と考え、」とあります。温泉で有名な間人地区にあります。
宮津市立図書館(京都府)
バンダイナムコアミューズメントパークHPから確認。この図書館は海辺に建つ複合施設シーサイドマートミップル3階にあるのですが、テナントを入店させているナムコのページでミップルについて「日本三景の天橋立を一望できる展望テラスを備えたシーサードマートミップル」と説明されていました。
*ちなみに上記図書館は2017年に旧館から移転した新館。2019年に宮津を訪れた際、旧館はまだ残っていて撮影だけしていました↓。旧館もたぶん海が見える図書館だったっぽいですね。
志摩市立図書館浜島図書室(三重県)
訪問済み。複合施設「浜島生涯学習センター」2階。図書室からも、駐車場からも海が見えました。ちなみに志摩市の図書館本館は東京駅を模したデザインで、立野井一恵さんの「日本の最も美しい図書館」(エクスナレッジ)にも掲載されています。
紀北町紀伊長島図書室(三重県)
上記と同じく三重県立図書館HPで確認。「海に面した窓側の席からは江之浦湾が一望できます。」とあります。紀北町地域振興会館2階。2017年に開館したそうなのでけっこう新しい図書室ですね。
加古川海洋文化センター図書室(兵庫県)
センターHP施設案内ページから確認。喫茶コーナーの説明に「天気が良ければ、四国の島影が望める絶景を眺めながら」と書いています。まあ埋立地の、さらに海に埠頭状に張り出した部分に建っているので見えるのは間違いないですけどね。
和歌山市民図書館(和歌山県)
訪問済み。全国で何例目かの、いわゆるツタヤ図書館です。4階の上の屋上の紀の川河口側端っこから河口のすぐ向こうにほんの少しだけ海が。写真でわかりますか?
すさみ町総合センター図書室(和歌山県)
訪問済み。図書室内から見えました。
串本町図書館(和歌山県)
訪問済み。今のところかろうじて建物裏あたりから見える感じですが、現在高い堤防を建設中で、やがて見えなくなるのかも。次点扱いです。
山陽・山陰
備前市立図書館日生分館(岡山県)
訪問済み。と言うか、図書館があることを知らず日生訪問時にスルーしていましたが、建物のすぐ前を通ったので海が絶対に見えることを確認済みです。すぐ目の前が海でした。日生は牡蠣を使ったお好み焼き「かきおこ」が有名なので、牡蠣のシーズン中に再訪したい(笑)
出雲市立海辺の多岐図書館(島根県)
訪問済み。海に張り出した丘状の土地に建っていて、海側の屋外テラスから海の絶景が楽しめます。
海士町中央図書館海士町島前研修交流センター「三燈」分館(島根県)
センターの設計を手がけた株式会社オンデザインパートナーズのHPから確認。隠岐諸島の島前にある海士町は「島まるごと図書館」という試みでも有名な自治体。町内の各地に「分館」と命名された図書コーナーを設けています。島まるごと図書館構想については同館note↓が詳しいです。
海士町中央図書館キンニャモニャセンター分館(島根県)
センターの設計を手がけた株式会社アズテック建築設計研究室のHPから確認(写真のみ)。こちらも上記分館と同じく「島まるごと図書館」プロジェクトにより生まれた分館。
*ところで海士町中央図書館ページの分館一覧にあるマリンポートホテル海士はリブランドしてEntôというホテルに変わったようです。HPによると海が見えるのは間違いないのですが、分館設置についてはどうなったのか気になります。
西ノ島町コミュニティ図書館いかあ屋(島根県)
HPから確認。施設概要ページの縁側カフェ写真のキャプションに「海を眺めながら、ゆったりとしたブルーのソファでくつろげる部屋です。」とあります。上記海士町と同じく隠岐諸島の中の自治体です。
尾道市立因島図書館(広島県)
市立図書館HPから確認。紹介ページに「瀬戸内の島々の季節のうつろいを感じながら」とありますので、海が見えるんですね。瀬戸内海に浮かぶ因島の高台に建っています。
東広島市立安芸津図書館(広島県)
市立図書館HPから確認。紹介ページに「市内で唯一海の見える図書館です。」とあります。海沿いを進むことで知られるJR呉線「安芸津」駅の近くに建っています。
呉市立音戸図書館(広島県)
ウェブサイトarch-hiroshimaの紹介ページから確認。その他いくつかのサイトでも海が見えると明記されていました。隈研吾が設計した音戸市民センター内にあります。
柳井市立大畠図書館(山口県)
大畠図書館HPで確認。施設案内ページに「大畠の瀬戸を目の前に臨む、海のそばにある図書館です。」とあります。村松拓さんも有名サイト「海の見える駅」で紹介している大畠駅から、徒歩10分くらい。
下関市立中央図書館(山口県)
訪問済み。生涯学習プラザDREAM SHIPとの併設複合施設内(4~5階)。海に近く、かつ高層階と絶好のロケーションなのですが海側に窓が開いておらず、4階新聞閲覧コーナーの端っこと1階外から少しだけ見える感じです。
四国・九州・沖縄
今治市立大三島図書館(愛媛県)
訪問済み。↓の写真の大きい方の建物が図書館が隣接する大三島公民館。観光名所の大山祇神社から少し離れた海のすぐそばに建っています。格子状になった部分が半円筒のガラス張り閲覧席になっていて、海が正面に見える特等席でした。
北九州市立若松図書館(福岡県)
読者の方から情報いただきました。北九州市の図書館のいくつかの管理業務を受託する株式会社日本施設協会HPの同館紹介ページ↓に「若松区の洞海湾に面した海が見渡せる図書館です。」という記述と、館内からの海の眺めの写真が掲載されています。
玄海町立図書館(佐賀県)
訪問済み。と言っても、たまたま行ったら休館日だったので館内には入っていません。海に張り出した広い埋め立て地に建つ巨大な玄海町民会館の中にあり、ロビーや敷地内から海が見えます。
平戸市平戸図書館(長崎県)
市HP内ページで確認。図書館は海のそばに建つ未来創造館COLAS平戸内にあります。ページ中の館内案内図を見ると「海のテラス」「海の見える部屋」というスペースがあり、図書館の説明にも「平戸瀬戸の美しい景色とともに、」という記述と実際に海が見えている写真も掲載されています。
諫早市立たらみ図書館(長崎県)
訪問済み。図書館横の駐車場から海が見えました。また市HPの図書館紹介ページでも「大きな窓からは大村湾や美しい山並みが望めます。」と書いているので、僕は気付かなかったのですが館内からも見えるようです。南国のリゾート施設っぽいデザイン、やはり同じ雰囲気の南相馬市立中央図書館も手がけた寺田・大塚・小林計画同人の設計でした。
南島原市深江図書館(長崎県)
図書館HPで確認。施設案内ページに「晴れた日には海を眺めながら、」とあります。ここのページ、かわいくていいですね。
大分市佐賀関公民館図書室(大分県)
訪問済み。大分市中心部からバスで1時間以上かかる海辺の街、佐賀関の漁港のすぐそばに建つ佐賀関市民センター内にあります。図書室からは見えませんが、センター内海側の大きな窓や敷地内から漁港や海が見えます。
熊本市河内公民館図書室(熊本県)
訪問済み。図書室からも直接見える上、最上階にも展望コーナーがあり。ただし2021年12月時点では最上階は感染対策のため立ち入り禁止でした。
長島町立指江図書館(鹿児島県)
町HPから確認。高台に建つ文化ホール内にあり、ホール施設案内ページに「一望すると眼下には、青く澄んだ海に小浜海岸の白い砂。それに続く天草の島々と東シナ海に沈む夕日。」とあります。ここは出水駅から蔵之元港に行くバスで前を素通りしたなあ。いつか寄ってみたい。
南さつま市立坊津図書館(鹿児島県)
市立図書館フェイスブックアカウントの投稿(2021年6月10日)から確認。図書館員の方が撮影した、館内から窓の向こうに坊津の海を見た写真がありました。僕は今FBをやっていないのでここにその投稿が貼れないのですが、さかのぼったら確認できます。
南さつま市立笠沙図書館(鹿児島県)
訪問済み。玉林地区公民館1階にあり。館内から直接見えました。
鹿児島市桜島公民館図書室(鹿児島)
訪問済み。海近くでやや高台に建っているのですが、周りを木々で囲まれているので、公民館2階の海側の窓の端っこから木の枝の向こうに点のような海が見える感じでした。それでも見えるのには変わりない(笑)
三島村三島開発総合センター図書室(鹿児島県)
サイト「温泉天國」から確認。硫黄島の港のすぐ近くに建つ三島開発総合センター2階にあります。なんとセンターには週3日だけ開かれる温泉もあり、そこを紹介する上記サイト内ページが見つかりました。曰く「浴室の窓からは、目の前に港も見え、また岬を見上げることもできて」とのこと。温泉だけじゃなくて敷地内からも見えるでしょうね。
恩納村文化情報センター(沖縄県)
センターHPから確認。と言うかここは海が見えることを大々的に打ち出していて、かなり有名です。図書情報フロアの説明ページに「綺麗な海を眺めながら読書ができるリーディングカウンターが魅力!海を眺めながら贅沢な読書のひとときを過ごしては如何でしょうか。」とあります。
久米島町複合型防災・地域交流センター「ほんのもり」(沖縄県)
図書館専門誌LRG:Library Resource Guide 34号(2021冬号)で確認。ローカルジャーナリスト田中輝美さんの連載「島ではじめる未来の図書館」内に、3階からサトウキビ畑の向こうに海が望めるという記述があり、写真も掲載されています。2020年10月に開館したばかりの新しい図書館。LRGに興味がある方は創刊号から18号までウェブ上で無料公開されている↓ので読んでみては。
中城村護佐丸歴史資料図書館(沖縄県)
訪問済み。企画展示室のある3階から見えました。ただしこのフロアはイベント時や利用予約した場合のみ使用するみたいなので、入れはするんですが次点扱いでしょうか。
南城市立図書館佐敷分館(沖縄県)
訪問済み。南城市文化会館シュガーホールの中にあり。裏の駐車場から海が見えました。周りはサトウキビ畑でジ・沖縄って感じの景色です。
その他
天塩町福祉会館図書室(北海道)
石巻市図書館牡鹿分館(宮城県)
糸魚川市立青海図書館(新潟県)
旭市いいおかユートピアセンター図書室(千葉県)
越前町立図書館越前分館(福井県)
周防大島町立東和図書館(山口県)
松浦市立福島図書館(長崎県)
口コミサイトや個人のブログなんかで海が見えると言及されている図書館もいくつかありました。個人的にそういう情報は公式のエビデンスとしては若干信頼度が低いと思っているので、別枠として館名だけ挙げておきます。でもたぶん見えるんでしょうね。
ふれあいスペース如水館(熊本県苓北町)
放浪館・こどもの自由図書館(鹿児島県龍郷町)
この2つは私営の図書館ですね。如水館のほうは社会福祉法人慈永会の運営で、無料で誰でも利用できるので立派な公共図書館です。町唯一の図書館として機能しているっぽい。放浪館は子どもや子育て世帯向けの施設という感じですが、いちおう誰でも利用できるのかな?
確実に見える館&かもしれない館マイマップ
というわけでした。ちなみに表紙写真は図書館からではなくて三陸鉄道の列車内からの海の眺めでした。こんな感じで海が見える図書館、もっと増えないかな?
本記事でご紹介した確実に海が見える図書館(その他含む)と、ネット上の情報では確実に見えるかどうか詰め切れないので実際に行って確認することが必要な図書館、2種類のマイマップを作成しました。下に貼っておきます。
HPやグーグルマップによるリサーチで選び出した、海が見える「かもしれない」図書館、マイマップで所在地ピン留めしました。こちらは今のところはっきりした情報が確認できないため「実際に行って確かめたい」という状態です。これらすべてをあわせて200館くらいでしょうか。
確認してみたら実際には見えなかった、という館をだんだんオミットしていけば最終的に150館くらいに落ち着くのではないかと予想しています。
ここで挙げた館は確認済みのものもそうでないものもいずれ取材しに行きたいと思っています。取材費に充てさせていただきますので、もしよろしければサポートいただけますと望外の喜びです。
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