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著…松村圭一郎『はみだしの人類学 ともに生きる方法』

 誰もがオンリーワン。

 同じ人間はいません。

 では、「わたし」という個人は一体何者なのかと問われた時、即答出来る方はどれくらいいるのでしょうか?


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 著者は外国で文化人類学のフィールドワークをする中で、

 異質な他者だと思っていた人びとと長い時間を過ごすうちに、それまでの「わたし」の輪郭が溶け出し、境界線が開かれ、その外側へとはみだしていく。

(著…松村圭一郎『はみだしの人類学 ともに生きる方法』から引用)


 と気づいたのだそう。

 「わたし」が「わたし」だと信じていた人格や価値観が、状況や他者との関係性によって容易に変化しうるということに。

 この本を読みながら、

 ●「わたし」という明確なものは存在するのか?
 ●「わたし」が溶けていく感覚を味わったことはあるか?
 ●「わたし」は常に作り直されているのか?

 といったことを自問自答していくと、思わぬ「わたし」と初めて出会う感覚を味わえます。



 〈こういう方におすすめ〉
 自分という人間が一体何者なのか知りたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 2時間半くらい。

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