編…林雄司『死ぬかと思った(2)』
「それはあなたの自業自得だよー!」とクスクス笑えるものから、不憫なものまで、様々なエピソードが載っている本。
全体的にシュール。
下ネタ多め。
2001年に初刷が発行された本ですが、2024年現在読んでもインパクトのあるエピソードばかりです。
ほとんどが失敗談なのですが、成功談も載っています。
※注意
以下の文は、一部のエピソードについてネタバレを含みます。
特にP36〜38掲載の「毒キノコを食べる」というエピソードはとても参考になります。
どういうエピソードなのかご紹介します。
まず、大人たちと子どもたちのグループがキノコ狩りに出発します。
大人たちが「食べられる」と素人判断したキノコを美味い美味いと食べる中、子どもたちは別途持参したエビフライに夢中。
大人たちは「こんな美味しいものを食べないなんてバチあたり」「もう、2度とこんなキノコは食べられないぞ」「騙されたと思って食べてみろ」「これだから子供は…」と執拗にキノコをすすめてきましたが、子どもたちはキノコを拒み続けました。
そして…。
大人たちは、みーんな救急車で運ばれました。
そう、大人たちが食べていたのは毒キノコ!
しかも、子どもが大量に食べたら死ぬ可能性がある毒キノコです!
もし子どもたちが大人たちの言うことを素直に聞いて毒キノコを食べていたらと思うとゾッとしますよね…。
このエピソードは大きな教訓を与えてくれます。
周りの人たちがみんな間違っていることもある。
だから、たとえ自分が少数派だったとしても、周りの人たちの意見に屈してはいけない。
自分の頭で物事を判断しよう。
おかしいと思うことはおかしいと主張しよう。
自分の身を守れるのは自分だけだ、という教訓を。
〈こういう方におすすめ〉
シュールな本を読みたい方。
〈読書所要時間の目安〉
30分くらい。
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