#27 自分の時間を取り戻したい会社員ワーママこそ、複業という選択肢を。
1回目の育休の時に、ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」「未来の働き方を考えよう」という本を読んで衝撃を受けました。
わたしは初めての育休中、赤ちゃんに寝て欲しいなぁ、自分の時間が欲しいなぁと心のどこかで思う日々を過ごしていました。しかもわが子は産後NICUに入院した経歴があり、一緒に過ごせる日々をあんなに待ち遠しいと思っていたにもかかわらず、です。
そしてそう思う自分に嫌気がさしてました。
私って母親失格なんじゃないかとまではいわないけど、罪悪感やもやもやが頭の隅っこにあった気がします。
この本を読んだことで、赤ちゃんに寝て欲しい、、、と思ってしまいがちな自分を許せたし、そんな自分が取るべき行動を見つけることができました。同じ子育て世代の方に向けて、学びをシェアします。
「自分の時間を取り戻そう」から学んだこと
「自分の時間を取り戻そう」を読んで
①単純に初めての育児で時間がなさすぎる日々に変わったためにネガティブになる、これはあるあるということ(救われた)
②どんな時間の過ごし方なら最高といえるのか、自分自身が定義できていなかったこと
に気づきました。
この本は明確に教えてくれます。
時間を作ろうという意識がない限り、時間は生まれません。だから優先順位をつけましょう。
ご飯を手作りする時間に比べたら、自分がリフレッシュする時間の方が優先度が高い。
もちろん両方できたらいいんだけど、それは難しいからもうご飯を作る回数を減らす方法を考えましょう。
どちらも正解だけど、どっちの方がより自分にとっていいのか選択をしていかない限り、時間は生まれないということを教えてくれたのがこの本だと思います。
そして、なんとなく40点から60点位の感覚で、何か足りていないと思っていた私。
ゴールがわからない状態で走るマラソンは、不安でいっぱいになりますよね。
だから、自分なりのゴールを考える必要がありました。
「未来の働き方を考えよう」から学んだこと
わたしにとって理想の時間配分=マイゴールの設定にあたり、子育て世代の私たちには働き方が必ずセットでついてきます。
なぜならフルタイムで働くと1日の3分の1以上(8時間以上)時間をとられてしまうからです。
でもなんとなく働き方だけ「ふれちゃいけないあの人」みたいな存在になりがちじゃないですか?少なくとも、昔の私はそこは変えられないものだと思い込んでいました。でも、どっちのほうが大切かなといろんな要素を天秤をかけるにあたり、1/3をふれちゃいけない聖域にするのって賢くない。
しかも、会社は自分と結婚してくれません。
どれだけ私が会社と結婚して引退までずっと安泰に過ごさせてほしいとお願いしても、会社は従業員全員一人一人と絶対ね!と約束することはできないんです。
だから私は今すぐ会社員の仕事を辞めたいとか、今の職場最悪なんて1ミリも持っていないけれど、自分の感覚や考えを研ぎすますために、一度外の世界を考えてみる必要があるなと思いました。
誰でも海外旅行に初めて行く前は想像の中で考えざるをえません。でも行ってみたら意外と楽なことだったり(ご飯おいしかったとか)、逆に大変だったりした(移動手段が見つからない!とか)ことも気づきます。
働き方も一緒。ちょっと体験してみることは自分のこれからの選択をよりよいほうに導く最強の情報にちがいない!だから複業を始めたいと心から思いました。
働くの選択肢を広げるために。異動?転職?複業?
会社員の場合、少し環境を変えるために自ら社内で異動を申し出るという選択肢もあります。でも異動=出産する前にその部署に貢献したという実績がなくなってしまう。
復職後、保育園の迎えで迷惑をかけまくることはわかっていて、なんとなく貢献(信頼貯金というのか?)がない状態だとどう思われるかという不安もあったし、自分自身も申し訳なさ度が上がると考えました。
だからわたしにとってリスクが高すぎました。転職も同様のことがいえます。
リスクをかぶることが絶対悪とはいいません。でも家族とうまくバランスをとっていくということもわたしの幸せにとっては重要な要素でした。異動や転職はわたしだけでなく、特に夫にもリスクを被ってもらわないといけません。
そもそもやっている仕事や人間関係が充分幸せと言える状態でしたので、わざわざ情報を得るためだけに貴重な環境を手放すことはしたいと思いませんでした。
こんな私にとって複業と言う選択肢は最高です。
あくまで元々の慣れた会社・部署で確実な収入を得つつ、キャリアをより深く考えるための「ちょっとした体験」を積むことができる。
同じようなワーママの方もそれなりにいるんじゃないか?と思っています。
ちきりんさんは40歳を機に第二の職業人生を歩むと言うことを推奨されています。また会社員にとって、入社後同じ部署にいたとしても、現在の仕事を起点とした将来の5つの働き方のパターンが提示できるはずだし、そういったことを考えていない状態はかなりやばいとおっしゃられています。
現在、私は30代前半。第二の職業人生にどんな選択肢があるかを探すために、複業を楽しみたいと思います。