
著…かずのすけ『オトナ女子のための美肌図鑑』
「お金も手間暇もかけてスキンケアをしているのに、お手入れすればするほど肌荒れしていく…」と悩んでいる方におすすめの本。
皮肉たっぷりのイラストと辛口の文章が、最近スキンケア用品をあれこれ買ってしまった我が心にグサッと突き刺さります。
が、書いてあることは確かに頷けることが多いです。
スキンケアも、ヘアケアも、ボディケアも、やればやるほど綺麗になれる! といったメディアの情報が溢れているけれど、それは購買意欲を刺激するためのもの。
自分に足りないものを補えばそれで十分なのに、あれもこれもと欲張って試していくうちに体が本来持つ力が失われて、シワシワのタルタルのシミだらけのいちご鼻に…。
あな恐ろしや!!
高いスキンケア用品を買っても、肌の奥深くには浸透せず、肌表面の角質層にしか届きませんし、高価=高機能というわけではなく単に容器代と広告料のせいで高いということも…。
あな恐ろしや!!
また、この本は「化粧水をつける時はコットンを使う? それとも手を使う?」という永遠のテーマとも言うべき問いにも触れています。
このテーマは「きのこの山派? それともたけのこの里派?」という問いにも近いものがあり、好みによるとしか言いようがないのですが、この世に化粧水好きの人間が存在する限り永遠に消えることのない問いだと言えます。
さて、この本は化粧水を「手でつける」推奨派です。
「化粧水がコットンに吸い取られてもったいないから」というのと、「肌と異質な素材ほど摩擦や刺激が強くなるので同じ肌同士である手を使えば安心だから」というのが理由。
コットンと手、どちらを使うかはもはや好みの問題ですが、わたしは根っから手を使うタイプ。
わたしの場合は、顔と同時に手にも化粧水をつけちゃおう! という何ともケチな…おっとっと、いえいえ時短目的の理由から手を使っておりますが、今後は誰かに「コットンと手どっち派?」と聞かれた時は「摩擦や刺激を極力避けるために手を使うよ」ともっともらしくドヤ顔で言ってみたいと思います。
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