相談員のお仕事に関するマガジンを始めます
↑先日、この日記の中で、
「社会福祉士として仕事をする中で感じたことを個人情報の漏洩にならない範囲でこのnoteに書いていけたらと思っています」
と書きました。
そこで、早速構想を考えてみました。
⭐️マガジンのタイトル
「相談員のお仕事ノート」
…そのまんまで、何の捻りもありませんが。
キャッチーなタイトルを付けたいところですが、あいにくわたしにはそういうネーミングセンスが皆無なので、シンプルイズベストでいきます!
⭐️概要
わたしは社会福祉士 兼 精神保健福祉士(他にも公的資格複数あり)として、老若男女問わない沢山の方々から長年お悩み相談をお受けしています。
このマガジンでは、実際にお受けした様々なお悩み相談について気づいたことを書いていきます。
それを読んでくださった人が「自分と同じようなことを悩んでいる人が他にも居るんだ」と悩みをシェアすることで、孤独感が少しでも解消されることを目指します。
また、「今の自分にはそういう悩みはない」という人が「でも、他人事じゃないな。周りの人にほんのちょっとだけ優しくしてみようか」と思って、ほんの僅かでも社会が変わっていくバタフライエフェクトとなることも祈ります。
⭐️これまで実際にお受けしたお悩み相談の例
●家が無いので、公園、駅、車の中、他人の空き家等で寝泊まりしている
●前科があってなかなか就職出来ない
●老老・病病介護や看護をしている
●うつ病やがん等の病気や怪我を抱えながら仕事や育児をしている
●外国人実習生として日本に来ており、誰かに相談したくても日本語や英語が分からない
●多重債務で首が回らず自殺を考えている
●出生時に戸籍が作られておらず、社会的には存在しない人間なので、小学校に通ったこともなく、病院に行ったこともない
●ギャンブル、アルコール、タバコで有り金を使い果たし、食べ物を買うお金もない
●心と体の性別に違和感がある
●犯罪の加害者又は被害者になった
●事実婚をしていた相手が突然入院または死亡し、この先どうしたら良いか分からない
●災害や事件で家を失った
●妊娠したが産むべきかどうか迷っている
●知人にお金を貸したが返してもらえず、連絡をブロックされた
●配偶者、恋人、親、子、兄弟等からDVを受けている
●障害を負ったが障害者手帳の取り方や障害年金の受給方法が分からず、また、障害を負ったという事実を認めたくない
●詐欺の被害にあったが、自分が被害者だと認めたくなくて警察に届けることも出来ず、良いカモとして更にお金を巻き上げられている
●生活保護を受けたい、又は受けずに生活を立て直したい、又は受けているが自立することによって保護者ではなくなりたい
●片付けや掃除が苦手で家がゴミ屋敷になっている
●離婚したが元配偶者が養育費を支払ってくれない
●夜逃げしたため社会的に行方不明者扱いとなっており、公的サービスが受けられない
●小学生の頃から引きこもってかれこれ数十年経つが、恋人が欲しいし結婚もしたいので自宅で出来る仕事を探したい
●ストーカー被害に遭っており、避難先を探したい
●持ち家が壊れているが修繕するお金が無く、床や天井に穴が空き、寒い思いをしている
●そこに居ないはずの人の声が聞こえたり姿が見える
●親にネグレクトされており、学校の給食しか食事をとる機会がない
●余命わずかなので終活したい
●美容整形依存で、イジってもイジっても止められない
●杖や車椅子が欲しいが、どこの誰に頼めばレンタルや購入が出来るのか分からない
●アパートを借りたいが身元保証人になってくれる人がいない
などなど…。
「例」にしては多過ぎますが、思いつくまま挙げてみました。
本当に人生色々です…。
⭐️ポイント
●個人情報漏洩に繋がらないよう配慮します
・相談者のお名前は全員「Qさん」とします。相談者はたいてい「わたしはどうしたら良いの?」と聞いてきますので、「Qさん」の「Q」は「Question(質問)」のQです。
2.「Qさん」の身元が特定されないように、また、「Qさん」本人が読んだ時に「自分のことだ」と分からないよう、「Qさん」の年齢、性別、職業、家族構成、相談内容等を、実際のものとは少しずつボカして書きます。
3.2の通りにしても十分とは言えないと思います。そこで、似たようなケースを組み合わせたいと思います。Aさん+Bさん=Qさん、といった感じです。
●批判的にならないようにします
1.あくまでも「こういうお悩み相談がありました」「こんなことに気づきました」とシェアすることが目的なので、相談者やその周りの方々を批判するようなことはしません。どうしても相談者寄りになってしまう感は否めませんが、出来るだけ中立的立場で対応するようにしています。
2.もしご意見やご感想を頂ければ嬉しいのですが、ここは「学会」や「事例検討会」といった場ではないので、肩肘を張らずに「ふうん、こういう相談もあるんだ」と楽に読んでいただけるように書きます。
3.専門用語は極力使わず、もし使う場合は出来る限り脚注を入れることで、大人だけではなく小中学生にも読める文章を心がけます。
●相談に関する「問い」や「答え」を見つけるのは相談者自身です
1.先述した通り、相談者の名前を「Question(質問)」の「Q」としますが、「Answer(答え)」を見つけるのは「Qさん」自身です。
2.「不安だけれど自分が一体何に困っているのか分からない」とパニックを起こしている「Qさん」も沢山いますので、わたしは「Qさん」のお話を聞きながらQさんが悩み事を整理をして自分の「Question」を見つけるお手伝いや、「〜してみるのはいかがですか?」と提案したりアドバイスをします。わたしから「Qさん」に対して「〜してください」「〜すべき」といった命令や指示はしませんし、出来ません。
3.それぞれの「Qさん」が自ら出した「Answer(答え)」を否定したり批判することはしません。
※ただし、その答えが明らかにQさん本人や他人の生命等を傷つける恐れがある場合は警察に通報したり精神科等での治療を促したりすることもあります。
4.ケースバイケースなので、ある「Qさん」が出した「Answer(答え)」が他の「Qさん」にも当てはまるわけではありません。
⭐️更新頻度
目安としては、少なくとも1週間に1度以上更新したいと思っています。
⭐️有料か無料か
出来るだけ多くの方にお届けしたいので、全て無料です。
もし記事を読んでみて「良い」と思ったら、誰かにシェアしていただけると嬉しいです。
今のところ、構想は以上です。
まだ構想と呼べるほどのしっかりしたものではありませんが、なんとなくイメージが固まってきたような気がします。
実は、この「なんとなく」が実はとても大切なことなんですよね。
誰かに悩み事を話したら、別に解決はしなかったけれど、なんとなくスッキリすることもありますし。
色々偉そうなことも書いてしまいましたが、その「なんとなく」を大切にしつつ、ゆる〜く更新していけたら幸いです。
また、お悩み相談に限らず、社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験や実習のこと、わたしやわたしと連携している方たち(医師、看護師、保健師、児童福祉司、福祉事務所のケースワーカー、ケアマネジャー、ヘルパー、民生委員等)のリアルな現場の声を取材して書く回もあるかもしれませんが…その際は勿論、個人を特定されないよう配慮して書きたいと思います。