監修…内山絢子『面白いほどよくわかる! 犯罪心理学』
●殺人に至るまでの心の闇
●性犯罪を起こす身勝手な言い訳
●詐欺の被害にあう人の気持ち
といった、犯罪者・被害者両方の心理を広く浅く教えてくれる本。
専門書ではなく、雑学本として気軽に読めます。
映画『羊たちの沈黙』のレクター博士とバッファロー・ビルを混同しているのでは?と見受けられる点など(わたしに読解力が無いだけかもしれませんが)、気になる箇所がいくつもあるのですが、全体的には興味深く読めます。
一言で「犯罪者」と言ってもタイプは様々。
といったタイプの他にも、
●既に起きた犯罪を自分も真似してしまう「模倣犯」
●自分のやったことで世間が狼狽するのを見て楽しむ「愉快犯」
●誰でも良いから殺したかったと言う「通り魔」
も存在します。
犯罪って本当にバリエーションがあり過ぎますね!
悪いことよりも、良いことについてバリエーションが沢山あると良いのに…。
事件が起きると、被害者はずっと苦しみを負わされてしまいますし、加害者も罪を背負うことになるので、犯罪をそもそも起こさせない社会作りが必要なのですが…。
世の中ってなかなか理想通りにはいきませんね…。
〈こういう方におすすめ〉
犯罪者の心理について、まずは雑学としての知識を得たい方。
〈読書所要時間の目安〉
1〜2時間くらい。
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