著…片田珠美『オレ様化する人たち　あなたの隣の傲慢症候群』

　たとえば、皆が病院で我慢強く順番待ちをしているのに「わたしだけは待たずに診察を受けさせて」と要求し、その要求が通らないと怒る。

　何かある度に自分の学歴を自慢し「◯◯大学にも入れないようなバカは…」と他人を見下して優越感に浸る。

　この本は、こうした「オレ様」の言動についての本です。

オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群

　「オレ様」には、

・自分以外の人間のことを馬鹿だと思っているので、人の話を無視したり、笑い飛ばす。

・自分は贅沢な暮らしをしているんだぞ、と見せびらかす。

・沢山の人たちが見ている前で人を激しく叱責し、恥をかかせる。

・ルールや手順を守らない。自分だけは許されると思っている。

・自分の気に入らない人は容赦無く切り捨てて、イエスマンだけを近くに置く。

　といった特徴があります。

　「オレ様」は周囲から嫌われ、孤立し、自滅するというのに、それでも「自分だけは特別」という特権意識を拭い去れません。

　実際、色んな場面で「オレ様」に出会います。

　わたしの親族の中にも居ます。

　わたしの知人の中にも居ます。

　でも、きっとわたし自身も「オレ様」な言動をしている時があるんだろうな…とこの本を読んでいて気づかされました。

　周りの人に不快な思いをさせたり傷つけたりしないよう、気をつけたいと思います。