著…かみゆ歴史編集部『ゼロからわかるインド神話』
仏教とも深く結びついているインド神話の神々について学べる本。
●破壊神「シヴァ」、雷神「インドラ」、創造神「ブラフマー」、世界の維持と繁栄を司る「ヴィシュヌ」といった、世界中の文学・映画・ゲームなどにも登場する神々
●魔物
●魔神
●インドの2大叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」のあらすじ
が紹介されています。
神様同士が敵対したり、殺し合ったり、結婚したり、化身が沢山いたり…と昼ドラ並みにドロッドロ!
また、異説も多いので、もしインド神話の人物相関図を作ったら誰が誰やら分からない複雑な図が出来上がりそう…。
中でもわたしが興味を引かれるのはブラフマー。
宇宙と神々を創ったとされるブラフマーの別名は「アートマブー(自分自身で生まれたもの)」、「スラジェーシュタ(すべての神々よりも前に存在するもの)」だそうで…。
これって他の神々と大きく異なる性質ですよね。
たまごが先か? 鶏が先か?
自分自身で生まれたというブラフマーはどこから来たのか?
好奇心を刺激されます。
世界の創造がまだ十分に進んでいない段階でブラフマーが生み出した者たちが深刻な飢餓に苦しみ、あまりの飢えに耐えかねてブラフマーを食べようとした…というエピソードもあるそうです。
…神様を食べる!?
「神殺し」は様々な国の神話に登場する印象がありますが、「神様を食べる」という発想は初耳です。
きっとそれは、それほどまでに「飢え」というものが深刻な問題であることの表れなのでは無いでしょうか?
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