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著…長谷川裕雅『磯野家の相続税』

 相続税に関することって難しそうだけれど、磯野家の人々をイメージすると分かりやすいですよね。

 ●波平さんが亡くなった場合、誰と誰に納税義務が発生することになるのか?

 ●相続税は全額を現金で一括によって納めないといけないけれど、波平さんが預貯金や株券を遺さず、大切にしていた壺や盆栽が大した値段にならない場合、フネさんはどうすれば延納出来るのか?

 ●カツオが相続税の申告を拒んだ場合、どんなペナルティが待っているのか?

 ●波平さんが家族に内緒で、自分が保険料負担者として、タラちゃんを受取人とする生命保険金をかけていた場合どうなるのか?

 ●磯野家の世田谷の自宅は相続時にどう財産評価されるのか?

 ●節税対策として、波平さんがイクラちゃんと養子縁組をするとどうなるのか?

 といったことが載っていて、興味深く読める本です。

 この本が出版されたのは10年以上前なので、内容に古さがありますが、それでも「相続」のイメージを分かりやすく教えてくれます。

 それにしても…、この本を読んでいると、改めて磯野家の富裕層っぷりに驚かされます。

 ぜんっぜん「一般的な家庭」じゃないですね。

 我が家より遥か上の層の方々だ…!

 『磯野家の』シリーズの他の作品も読んでみたいです。

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