監修…木村啓太郎 絵…高部晴市『菌の絵本 なっとう』
なぜ納豆はネバネバするの? といった素朴な疑問に答えてくれる絵本。
ネバネバ(グルタミン酸重合体)の正体は、納豆菌の学名「バチルス・サブチリス・サブチリス(ナットー)」の巣。
ネバネバは、納豆菌が仲間からはぐれないようにしたり、ウイルスから身を守ったり、栄養が足りなくなった時のために養分を貯蔵するなど、様々な役割を担っているのだそう。
この本には、大豆や熱湯などを使って納豆を作る方法も載っていますが…、納豆菌による発酵ではなく単に腐らせてしまう可能性や、納豆菌ではなく別の菌を捕まえてしまって食中毒になる可能性もあるので、納豆を手作りしたい方は十分注意して美味しい納豆を作ってくださいね。
また、よくスーパーやコンビニで見かける白いポリエスチレン容器のフタには小さい穴が沢山あいていますよね?
あの穴は、納豆菌が生きるために酸素が不可欠だからであり、発酵して生じたガスを逃がすためでもあるとのこと。
納豆って生き物みたいで面白い!
そんな不思議な納豆には、カルシウムの吸収をよくするビタミンK2や、肝臓のはたらきをよくしたり皮膚や粘膜を強くするビタミンB2が含まれていて、納豆菌が腸に届くことで整腸作用もあるそう。
わたしも納豆を毎日の食事の中に取り入れていきたいです。
〈こういう方におすすめ〉
納豆が好きな方。
〈読書所要時間の目安〉
15分〜30分くらい。
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