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作…こがようこ 絵…くのまり『おなかのなかのあかちゃんへ』
「赤ちゃんがお腹の中にいるうちから絵本を読んであげたいな」と思っている方におすすめの絵本。
たとえば、
なつには かわの せせらぎ
ききにいこう
くさの ゆらぎ
あめの においも
みんな きみを まっているよ
といった、赤ちゃんに語りかける言葉が、どれもとっても優しいです。
また、赤ちゃんが生まれてきたらきっと見られるであろう春夏秋冬の風景が、美しいイラストで描かれています。
お腹の中にいるうちからこういう絵本を読んでもらえたら、きっと赤ちゃんも嬉しくって、生まれてくる日が楽しみになるでしょうね。
また、
なにも できず
おろおろしてしまう だけかも
きみを だきしめて
ただただ ないてしまうかも
どうしていいか わからずに
へたりこんで しまうかも
それでも
きみを だきしめる
きみの そばに いる
きみの そばを はなれない
という言葉を声に出して読むことは、赤ちゃんの親や、周りの人たちにとっても、良い効果をもたらしてくれそうです。
「親になる」という不安な気持ちも、赤ちゃんを慈しんで育てていこうという決意も、全てを肯定してくれる感じがして好感が持てます。
また、便箋のようなデザインで「DEAR FROM」と書かれたページがあるのも素敵。
「DEAR」のところには赤ちゃんの名前を書いて、いつかその子が大きくなった時、「あなたがお腹の中にいる時、この絵本を読みながら、早く会いたいなってワクワクしていたんだよ」と教えてあげると良いと思います。
残念ながらわたしにはまだ子どもはいませんが、もしご縁があって赤ちゃんに恵まれるという奇跡が起きたなら、お腹の中の我が子にこの絵本を何度も何度も読み聞かせてあげたいです。
〈こういう方におすすめ〉
「赤ちゃんがお腹の中にいるうちから絵本を読んであげたいな」と思っている方。
〈読書所要時間の目安〉
10分くらい。
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