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著…村越英裕『お坊さんのひみつ』

 著者は臨済宗のお坊さん。

 これは、仏教の考え方だけでなく、「お坊さん」の仕事をしていない時のごく普通の人間としての暮らしも紹介している本。


 ⭐️Kindle版

 ⭐️単行本版


 ●「坊主丸儲け」ではないお財布事情
 ●家族サービス
 ●お坊さんになるための宗派別の方法
 ●多くの観光客が訪れるわけではない普通の寺院を経営する厳しさ
 ●お通夜・葬儀・法要以外の時は何をしているのか
 ●食卓の内容
 ●檀家さんとのお付き合い

 といったことも書かれています。

 なかなか垣間見ることが出来ない世界なので、興味深く読めました。

 仏教に関する難しい内容がページの多くを占めるのですが、時折著者の本音が混じるので共感できました。

 また、

 「きれい」だと思えるのは、その人の心がきれいだからです。もしあなたが花を見て「きれい」だと思えるのならば、それはあなたの心がきれいだからです。そして「静か」だと思えるのならば、あなたの心が「静か」だからです。

(著…村越英裕『お坊さんのひみつ』P52から引用)


 という考え方も素敵だと思います。

 〈こういう方におすすめ〉
 仏教の考え方だけでなく、お坊さんの普段の暮らしにも関心がある方。

 〈読書所要時間の目安〉
 4時間くらい。

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