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著…永井千晴『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』
日本人の基本的欲求の一つ(?)である、入浴欲をくすぐる本。
著者はなんとこれまで国内外の500湯近くに浸かってきたそうです。
羨ましい〜!
温泉をこよなく愛す著者の語る、温泉の素晴らしさ、宿を選ぶ時のこだわり、防犯対策、といった内容がどれも具体的でイメージしやすいです。
また、国内の温泉の特徴も載っていて、それを読むのがとっても楽しい!
残念ながら、温泉のカラー写真は冒頭のみにしか載っておらず、ほとんどがモノクロ写真なのですが。
それでも、カタログを捲るような感覚で好みの温泉を探せます。
わたしは鹿児島県生まれ鹿児島県育ちなので、幼い頃から慣れ親しんだ霧島温泉郷や指宿温泉を、著者がこの本の中で紹介してくれているのも嬉しかったです。
指宿温泉の「砂むし風呂」についての、
波打ち際で全身を温かな砂に沈めてもらい、地熱で汗だくだく、波の音をゆっくり聞いて癒される……
というコメントも素敵。
あ〜、わたしも久しぶりに癒されたい!
砂むしって、サウナとも岩盤浴とも違う、独特の蒸され感が気持ち良いですよね。
また、鹿児島県の湯川内温泉のことも取り上げてくださっています。
湯川内温泉は、全国でも希少な「足元湧出」温泉のひとつ。足元湧出はその名の通り、足元(湯船の底)である板の間や岩の隙間から温泉が直接湧いていて、湯船を満たしているものをいいます。ぷくぷくと湯面にアワが湧くのがその証拠。「生まれたて」な温泉なのです。もちろん、とっても新鮮で、においも肌触りも段違い。わたしは足元湧出が大好きで、そのためならどこへでも車を走らせます。
というのだから、とっても魅力的!
わたしも湯川内温泉の名前は聞いたことがあるのですが、残念ながら行ったことがないので、浸かりに行ってみたいです。
〈こういう方におすすめ〉
温泉をこよなく愛する方。
〈読書所要時間の目安〉
ページ数は多い方ではないのですが、情報量と情熱が凄いので、読み切るためには3時間くらいは必要です。
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