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著…荒木経惟『天才アラーキーの眼を磨け』

 なぜ、同じ場所で同じものを撮っても、人それぞれ全く違う雰囲気の写真が出来上がるのか?

 「ただ撮っただけの写真」と「物語をも想像させる写真」は、何が違うのか?

 その謎を、この本が解き明かしてくれました。


 それは、写真は「モノ」ではなくて「コト」を撮るものだから。

 カメラは体と繋がります。

 人はカメラを通して「モノ」ではなくて「コト」を見ます。

 シャッターを切る時、全身が眼になるのです。

 写真を撮ったら、自分がどんな「コト」を見ているのかわかるのです。

 他の誰も知らない、自分だけが感じ取っている世界を。

 写真って面白い!



 〈こういう方におすすめ〉
 単に綺麗なだけではない、クセのある写真が好きな方。

 〈読書所要時間の目安〉
 30分くらい。

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G-dark/本好きの頭の中
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