著…中野京子『中野京子と読み解く 運命の絵』
ヴィクトル・ブローネルの『自画像』。
著者の他の著書(例えば『新 怖い絵』)においても紹介されていましたが、何度見ても不思議な絵です。
ブローネルが自分の未来を予知してこの絵を描いたのでしょうか?
それとも絵が現実になってしまったのでしょうか…?
若きブローネルがこの『自画像』を描いた時、「特に欠点も無ければ面白みも無い自画像だ」と思い、「もう少し奇抜にしよう」と、わざと左目の無い自分の顔を描いたそうです。
その後、ブローネルは友人たちの喧嘩を仲裁。
すると、割れたグラスの切っ先が、なんとブローネルの左目へ…!
左目を失ったブローネルは、「絵に襲われた」と話したそうです。
これは偶然?
それとも運命…?
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