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著…永江朗『恥ずかしい読書』

 読書はちっとも高尚な趣味なんかじゃない。

 もっと自由でいい。

 もっと不真面目でいい。

 遊びながら読書をしよう。

 というユニークな本。

 ●「今年は〇〇の強化年にしよう」と読書テーマを絞る
 ●写真集をカメラのファインダー越しに見る
 ●文章を書き写す
 ●地図や絵本を横にしたり逆さまにして見る
 ●文章を読みながら特定のキーワードを自分の目で検索する

 などなど、様々な読書方法のヒントを与えてくれます。

 なお、わたしは特にP38の内容に激しく共感しました。

 図書館の本にボールペンで線を引いたり、ページを切り取る大バカ者について書かれているからです。

 鉛筆やシャーペンならどうにかまだ消しゴムで消せるけれど、ボールペンじゃ消せません!

 ページを切り取ったら、もう誰もその失われたページを読めません!

 けしからん!!

 月に代わって…いや、司書に代わっておしおきしてやりたい!!

 痛めつけられる図書館の本の気持ちを少しでも体感出来るよう、「この人は図書館の本に落書きをしました」と顔に油性マジックで罪状を書きまくってやりたい!!

 …ちょっと落ち着いて、この本そのものについての話題に戻ります。

 読書好きの多くの人が直面するであろう問題についても、この本は言及しています。

 それは、目が悪くなること…!

 腕やお腹の筋肉は鍛えれば鍛えるほどキレキレになるのに、目はそうじゃありません。

 読書に限らず、パソコンやスマホの画面を見続けた時もそうですけれど、目は使えば使うほど視力が落ちてしまいます…。

 わたしもかなりの超ウルドラど近眼…。

 ああ無情!

 でも本が読みたい。

 というわけで今日もわたしは読書をします。

 ホットアイマスクや蒸しタオルをお供に。



 〈こういう方におすすめ〉
 読書が好き過ぎて、一風変わった読書方法にもチャレンジしてみたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 2時間くらい。

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