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著…リト@葉っぱ切り絵『葉っぱ切り絵絵本 素敵な空が見えるよ、明日もきっと 小さな優しい森の仲間たち』

 葉っぱを細か〜く丁寧にチョキチョキして、海や森の生き物たちの世界をメルヘンちっくに描いた写真絵本。

 空や木々を額縁代わりにして作品を撮っていることで、爽やかさが増しています。

 青空や夕焼けといった時間の変化、また、木々を通して伝わってくる季節のうつろいが、絵本のストーリーにも彩りを添えている感じ。

 どの作品も素敵で、わたしは「もしこういう柄のフロアランプがあったら欲しい!」と思いました。

 特にP16掲載の『教えて、物知り先生! ♯森の賢者』という作品のフロアランプがもしあれば、わたしの勉強机に飾りたいです。

 試験勉強の間に眺めて、やる気をチャージしたい。

 …癒されてそのまま居眠りしちゃうかもしれないけど…。

 それにしても、この本に載っている作品が全部葉っぱで出来ているなんてとても信じられません。

 一枚を仕上げるのに一体何時間かかるのでしょう?

 想像すると気が遠くなります。

 なんて繊細な手仕事なのでしょうか。

 巻末インタビューの「失敗することはないのですか?」という質問に対し、

 「何回も失敗しています。1㎜もない細い線でつながっている部分もあるので、何時間もかけて切っていて、最後に一か所が切れてしまった、ということもあります。失敗を何十回も何百回もくり返して、うまく完成させる方法や失敗しても失敗に見せない方法を少しずつ攻略してきました」

(『葉っぱ切り絵絵本 素敵な空が見えるよ、明日もきっと 小さな優しい森の仲間たち』 単行本版P95から引用)

 と著者はおっしゃっています。

 何時間もかけてきて最後の最後で失敗した時のショックは計り知れませんね。

 しかし、「うまく完成させる方法や失敗しても失敗に見せない方法」を試行錯誤するのって、どんな仕事や趣味にも大切なことなので、わたしも参考にしたいです。

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