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小説8050
今回書いていくこと
こんにちは、こんばんはなきおです。
今回は、林真理子さんの「小説8050」を読もうと思う。
この本を読んだ理由
以前に林真理子さんの「不機嫌な果実」という小説を読んで
世界観も良かったのだが、それよりも文章がとても読みやすく
情景がふっと浮かんできた。
それに凄く感動し、別の作品も読んでみようということで
最新刊である「小説8050」を読んでみることにした。
あらすじ
医師を目指していたはずの長男の翔太が、七年間も部屋に引きこもったままである大澤家。
父である大澤正樹や妻によって何とかしようとこれまでも努力してきたが
それから早7年。
彼は、このまま引きこもったまま50歳になり、そして死んでいくのか。
こんな方におすすめ
・8050問題という社会問題について知りたいという方。
・家族のありかたについて描いた作品を読みたいという方。
感想
自分にもし子供が出来たときに、なるべく意思を尊重してあげたいと思った。
その中でも駄目なことはしっかりとだめといえる大人になりたいとも思った。
印象に残った言葉
「どんなうちにだって、何本かはずれが入ってる。
どんなにちゃんと育てたつもりでも、ハズレが入ってる。」
(p58より)
最初にこの文を読んだときに、こんなに軽く考えていいのかと疑問には思った。
ただ考えていくと、親があまり期待しない方が、親にとってもほかっておいてもいいのかなと思えるし、本人にとってものびのびとやりたいことが出来るのではないか。
ということを伝えたいのではないか、と僕は考えた。
評価
内容☆☆☆☆☆
読みやすさ☆☆☆☆☆
話の展開☆☆☆
話が最期になってくると、あまり過程が書かれずどうなっていったのかという結果の部分しかあまり描いていないと感じた。
ただ、そこに至るまでの描き方はとても良くて、共感できる部分も少なからずあった。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。