なきお

最近は基本的に村上春樹さんの作品しか読まない学生。 書きたくなった時に、記事書きます。 よろしくお願いします。

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最近は基本的に村上春樹さんの作品しか読まない学生。 書きたくなった時に、記事書きます。 よろしくお願いします。

最近の記事

星くずの殺人

今回は桃野雑派さんの「星くずの殺人」という小説について書いていく。 あらすじ 完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師(はせ)穂稀(ほまれ)は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。 一癖も二癖もある乗客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第二の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は宇宙に漂

    • 脳男

      今回は、首藤瓜於さんの「脳男」という小説について。 猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。 あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。 全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。2000年週刊文春ミステリ

      • 映画を早送りで観る人たち

        今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回は稲田 豊史さんの「映画を早送りで観る人たち」という本について紹介していきたいと思う。 購入理由 この本を読んでいた時は、アニメを観るにしてもつい効率よく観たいという気持ちから早送りにしてみていた。 しかし、これでは作品の本当の良さに気づけていないのではないかと思い何かそれを解決していけたらいいなと思い、購入。 作品紹介 なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。 なんのために? それで

        • 永遠についての証明

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回は岩井圭也さんの「永遠についての証明」という小説について書いていこうと思う。 購入理由 数学を学問として勉強することは好きではなかったが、解けなかった問題が解けたときの爽快感は唯一無二であって、本作は数学に人生をかけるということを描いている作品であったため、読んでみたいと思い購入。 あらすじ 圧倒的「数覚」に恵まれた三ツ矢瞭司、同じく特別推薦生として数学科に入学した熊沢、佐耶の3人は、共同研究で画期的な

          ファラオの密室

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんはなきおです。 今回は白川尚史さんの「ファラオの密室」という小説について書いていこうと思います。 購入理由 お話の舞台がエジプトというかつて読んだことのないようなスケール感のある小説を読めるのではないかということで購入。 あらすじ 紀元前1300年代後半、古代エジプト。 死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。 欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。 ミイ

          ファラオの密室

          変な家

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんはなきおです。 今回は、雨穴さんの「変な家」について書いていきたいと思います。 購入理由 雨穴さんの「変な絵」を読んで、読んだことのない内容で面白かったという 印象であったのと、「変な絵」が映画化するということで、読んでみたいと思ったからです。 あらすじ&作品紹介 謎の覆面作家・雨穴デビュー作!! 「読み出したら止まらない」と大反響 売れ続けて80万部突破 映画化2024年3月15日公開決定 YouTubeで1400万回

          神よ憐みたまえ

          今回書いていくこと お久しぶりの投稿になります。なきおと申します。改めましてよろしくお願いいたします。 今回は、小池真理子さんの「神よ憐みたまえ」という作品について書いていきたいと思います。 購入理由 小池真理子さんの存在は「無花果の森」という作品にて知りました。 夫の暴力に耐え切れなくなった新谷泉は、家を飛び出した。というのがこの作品の最大のポイントである。 それだけなのに、何故か面白い。文章も読みやすい。 というのが読後の感想でした。 なので、他作品も読ん

          神よ憐みたまえ

          世界でいちばん透きとおった物語

          今回書いていくこと こんにちは、なきおです。 今回は、杉井光さんの「世界でいちばん透きとおった物語」について書いてこうと思う。 感想を書く上でネタバレになりうる内容があるので、ご了承を。 購入理由 昨日ツイッターのトレンドにも上がるほどみんなが注目している作品。 普段から読書している者としてつい気になったので、購入。 あらすじ 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。  女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、

          世界でいちばん透きとおった物語

          退屈を通じて人生を考えるということ

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回は、國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」について書いていこうと思う。 購入理由 大学の授業で哲学を選択したことがあり、そこで哲学を通じて自分を考えさせてもらい、哲学という学問の良さを少しではあるが知ることが出来た。 この作品を読むことで、さらに教養を深められたらいいなと思い、購入。 また、前から新刊コーナーによく置いてある本で読んでみたいと思っていたから。 商品紹介 答えに辿り着けない人生の問いと対

          退屈を通じて人生を考えるということ

          街とその不確かな壁

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回は、村上春樹さんの新作である「街とその不確かな壁」について書いていこうと思います。 購入理由 村上春樹さんの作品、とりわけ世界観がとても好みで 新作が出たときにはすぐ買いたいと思ったから、購入。 あらすじ その街に行かなくてはならない。なにがあろうと――〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。

          街とその不確かな壁

          火車

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんはなきおです。 今回は宮部みゆきさんの「火車」について書いていきます。 この本を読んだ理由 宮部みゆきさんと言えば「火車」という作品という印象だったので 一度読んでみたいと思ったから。 あらすじ 僕の大事な人が失踪した。 刑事さん、どうか見つけてくれませんか? ここから始まる物語。 一筋縄ではいかない事件が待っているとは、本人もまだ知らない。 こんな方におすすめ ・一風違ったミステリーが読みたい方。 ・細かい描

          レベル7 宮部みゆき

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回はタイトルにあるように宮部みゆきさんの「レベル7」という作品 について書いていきたいと思います。 この本を読んだ理由 宮部みゆきさんの作品を読んでみたくなり、以前にも何度か読んだことがあったが、文章の読みやすさがあってとても良かったので、約700ページと眺めな作品であるからこそ、読んでみたいと思ったから。 あらすじ レベル7に行ったらもう戻れない。 これはただのゲームじゃない。 こんな方におすすめ

          レベル7 宮部みゆき

          恋する寄生虫

          今回書いていくこと こんばんは、なきおです。 (ツイッターもやっていますので、是非フォローをお願いします。(3) なきお(@honshoshin)/ Twitter) 今回は、三秋縋さんの「恋する寄生虫」という作品について書いていこうと思います。 (表紙も素敵な本です。) この本を読んだ理由 三秋縋さんの「三日間の幸福」という作品を以前に読み、文章の読みやすさや、話の設定に良さを感じ、本作でもそれと同じようなことを感じたいと思ったので読むことにした。 あらすじ

          恋する寄生虫

          卒検を落ちた男による初ドライブ

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんはなきおです。 今回は、車の免許取得後、初の運転をしたのでその感想について書いていこうと思う。 車校卒業してまだ一週間しかたっていないのに、、、いざ車に乗ると車校の車とは全然違い、まずハンドブレーキを手でやっていたのが、足でやらないということにまず違和感があった。 それから、ブレーキやアクセルの踏み心地も全然違い、親の車はとても軽かったので調整はしにくいと思った。 感想最初はゆっくりとしたスピードで狭い道を走り、合図を出し広い

          卒検を落ちた男による初ドライブ

          車の免許を取るまでの道のり

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんは、なきおです。 今回は、タイトルにあるように車の免許を取るまでの僕の道のりを書いていこうと思う。 車校に入学 本当は大学の一年目には免許を取っておきたいと思っていたが、 通うことのめんどくささや、どうせまだ運転しないだろうという思いから 二面目の夏に車校に入ることにした。 仮免取るまで 仮免取るために運転だけでなく、勉強をしないといけないと知ったときは絶望。 でも、とりあえず夏休み。他にやることもなかったので車校ばか

          車の免許を取るまでの道のり

          小説8050

          今回書いていくこと こんにちは、こんばんはなきおです。 今回は、林真理子さんの「小説8050」を読もうと思う。 この本を読んだ理由 以前に林真理子さんの「不機嫌な果実」という小説を読んで 世界観も良かったのだが、それよりも文章がとても読みやすく 情景がふっと浮かんできた。 それに凄く感動し、別の作品も読んでみようということで 最新刊である「小説8050」を読んでみることにした。 あらすじ 医師を目指していたはずの長男の翔太が、七年間も部屋に引きこもったまま