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みにくいアヒルの子
言葉は、その人の経験から滲み出るという。
たくさん笑う人に
笑い皺があるように
綺麗な言葉を話す人に
所作や佇まいが美しいように
自分の意志を不器用に語る人からは
饒舌な言葉よりも
ときに、激しく胸を打つように思う。
書くWritingであり、光を当てるLightingでもある。
どんなに絶望的な状況でも、くまなく見つめていけば1%の希望はある。
そう信じてみる。だから、あらゆる角度から物事を見てみよう。
そう語りかけるように、教えてくれたこの本。
著者である阿部さんの言葉が
すっと心に沁み渡り、悩んでいる自分に
『大丈夫だよ』
そう目の前で優しく言われた気がして
思わず目頭が熱くなった。
心のモヤモヤが涙として溢れ、恥ずかしくなり、トイレに行ったほど。
34歳。
完全に油断して、ロックオンされました。
著者の阿部さんに会ったこともなければ
何ならよく知らなかった。
だけど確実に『阿部広太郎』という人物が魅了し、わたしの心を掴んだ。
まさに、この本のタイトルどおり。
もがき、悩み苦しんだからこそ生まれる優しさや、多くの努力が物語る強さ。そして、本を読み進めるごとに伝わる読者への愛情。
それぞれが、じわっと伝わってくる。
いつしか人と比べ
醜い気持ちになっている自分に
虚しく、悲しく、嫌になったり。
ワクワクするモノや、ときめくコトに蓋をして
できない理由を探してみたり。
そんな不感症になりかけていた私の心を
優しく包みこむ言葉たちが、熱くしてくれた。
たくさんの感動をしよう。
まん丸に目を開けて世界を見つめよう。
もやがかかったグレーな日常を
色鮮やかなカラフルな世界に
自分の意識で変えよう。
「まだ、できる!」
そんな風に心だけで思っていた自分自身にサヨナラして、がむしゃらに挑戦する、意欲や覚悟を持つことができた。
一歩踏み出す勇気を与えてくれた
この本に、大きな「ありがとう」を伝えたい。