ブックカフェ#3「文喫」東京都六本木
本で破産する覚悟はできていませんが、本が好きです。
こんにちは、永遠の図書委員ユルワです。
その日、わたしはパリピな街に降り立ってしまった。
―東京都港区六本木
大小様々な飲食店やらクラブやらがひしめき、ここ数十年ではタワマンが建ち並び、セレブな色合いも上塗りされて、ますます自分には縁のない土地になっていた。
そんな六本木に、午前中からやってきた。
ライターとしての取材があったのと、「本活」というか「ブッ活」(ブックカフェ活動をこの場でそう呼ぶことに決めた)で訪れたいブックカフェがあったのだ。
取材をサクッと終えて、お目当てのカフェへ。
◆文喫(ブンキツ)
昔は書店だったよな~、ここ。
その昔、日本語教師だった時代に、ヒルズ族やミッドタウンに住まう外国人に、日本語を教えに通っていたことがありまして、その時よく通った道。
今も本屋であることに変わりはないけれど、もっと面白いコンセプトになっていた。
入場料を支払うシステムだけど、その変わり何時間いてもOK
WiFi完備。場所によってはコンセントもついて、作業に集中できるし、カフェスペースでは会話したり、食事が取れたりできる。
なによりお水・緑茶・コーヒーが無料で飲み放題なのがありがたい。
これは長時間居座るコース確定。
PCも持参して、文喫に乗り込んだ。
ビーズクッションでくつろげるエリアから
カフェで読書してます感あふれるエリアまで
いろんな姿勢で本との時間が過ごせる仕掛けになっている。
新しい空間に入ったら、まずは自分がそこになじむ「ウォームアップ」を挟むようにしている。
今回はグリーン横の一人がけソファ席にまずは陣取って、雑誌をペラペラめくってみた。
そのあといざ、書架の森探索。
あくまで売り物なので、丁寧に扱うべし!
(売り物ではない図書館やネカフェの本も丁寧に扱うべきなのはかわらないけれど)
ひたすら読書にいそしんでいたら、お腹の虫が鳴りだした。
カフェ飯に選んだのは、ナポリタン。
ナポリタンとはめちゃくちゃ久しぶり!
右側のドリンクが例の無料で何倍でもいただける緑茶。
お水もハーブウォーターになっているし、白湯の用意もあるのでお腹に優しい心遣いもありがたいところだ。
お腹が満たされたら再び読書へ。小一時間ほど経過して、いい加減活字に飽きたところで、デスクコーナーへ移動。PCを広げて作業を始める。
合間にアートブックを眺める休憩タイムを取る。
気がついたら6時間近く居座り続けていたので、慌てて店を出た。
読書がこんなにもエンタメになるとは。
そう思ってしまえるほどのブックカフェでした。
平日の午前中は12時までの滞在なら上記よりさらにおトクな料金になるとか。六本木で朝活したい方はぜひに。