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「保育実践ができない」って嘆いていたけれど、できることもあると気づけた。「嘘の世界」で、子どもの感性・言葉を豊かに。

こんばんは〜honaです!毎日投稿中です!

今日は、保育実践ができないって嘆いていたけれど、できるんじゃないかと気づいたことについて残したいと思います。

幼児教育や保育に興味があって子供たちのためにできる事はないかと日々考えている私ですが、なかなか実践する場がない事に悩んでいました。

そもそも、経験がないことが1番私が気にしているポイントです。
保育士資格は、通信教育と独学で取得したものの、一般企業でこの3月まで勤めていて、その後自分の子供と過ごすことを優先している私にとっては、現場で経験を積みたいという気持ちも常々あります。

とりあえず今できることは、様々な書籍を読んで、色々な人と関わって会話をして、学びつつ社会関係を構築するコトかなぁと思って、少しずつ取り組んでいる毎日です。

そんなある日。
小1息子のスイミングスクールのお迎えに出かけたときのこと。

スイミングには、小一の息子も年少の娘も通っています。
年少の娘のクラスには、保育園時代のお友達が一緒に通っています。親同士も、またそれぞれのお兄ちゃんお姉ちゃんも同い年で仲が良く、毎週楽しく通っています。

そのお友達は、3人姉妹のまんなかで、とても自由奔放な性格。
私から見ると、自分の好きなことを取り組める姿勢がすごくいいなと思うのですが、親御さんからすると、悩みの種のようで。
末の子はもうすぐ1歳とまだまだ小さく手がかかるので、真ん中のその子が自由にあっちにこっちに行ってしまうのは悩ましいと言うことでした。

その日、スイミングスクールで、小1クラスのお迎えにきて、待っているタイミングがありました。
お迎えの親御さんでスクールの出入り口も廊下もごった返して、子どもが自由にできるスペースはありません。
それにもかかわらず、娘のお友達は、自由に歩きまわってあっちこっち行ってしまっていて、その子のお母さんはもはやキレる寸前のように見えました。笑
私もその気持ちがすごくわかるし、特に自分の子供だとどうしても感情が先に来てしまうのも超分かる。。
そこで、私が勝手にかまってあげることにしました。私自身は、子供を家で夫が見てくれていて1人で息子を待っている状況だったので。

その子が、噴水のほうにタタタと走っていきました。
追いかける私。
そのスイミングスクールの建物の真ん中に、その小さな噴水はあって、噴水を一緒に窓越しに見ていました。

そこで、その噴水を見てその子が

「お水が出てるー。どうやって止まるのかなぁ?」

と言いました。
そこで私が、

「うーん。どうやって止めるんだろうね。こうかな?
 んーーー(手をぐーに握って)、やあ!(パーを噴水に向ける)
 、、、あれー?止まらないねー?」

と、手のジェスチャーで魔法をかけて噴水が止めれるかな?ということをやってみせました。
もちろん、水は止まりません。

すると、その子がにこりと笑って、

「うーーん、やー!
 止まらないねー!」

と、同じことをやってくれました。
さらにもう一度同じことをやってくれました。

「うーーん、やー!」

そこで私は、こんな言葉をかけてみました。

…あれ?ちょっとお水が弱くなったかな?

すると、その子は、少し間があってから、頷きました。

その後も、楽しそうに何度も同じ動きをやってくれました。そのたびに私が水が少し弱くなったかもと伝える、と言う遊びをしたのでした。

実はこんな言葉をかけてみたことには、きっかけがあって。
それは、ミネルヴァ書房さんの季刊誌「発達172号」で読んで、とても心に残っていた記述があったのです。

4歳も後半になってくるともうすぐ進級が見えてきて、例えば年長組さんからお誕生日会の司会のやり方を教えてもらって、初めて視界ができたというような、4歳児なりの成功体験のあるときのことです。
 5才児担任の先生が、私の4歳児クラスにやってきて( 4歳児クラスはピンク色の名札、5歳児クラスは青色のものなのですが)、 4歳児クラスの名札を見て「あれ?ピンクの名札がちょっと青くなっている」とおっしゃるのですね。「司会頑張ったから、ちょっと青くなっているよ」とか。
だんだん青くなって全部青くなったら年長組になるんだよね」というふうに、イメージを大事にしながら保育されていました。

この実践を読んで感動し、こういう保育がしたい!と強く感じました。

以前も記事に残しましたが、言葉には「嘘」を作り上げることができると言う素晴らしい力があるのだそうです。

子供も大好きな物語やおはなしの世界は、いわば嘘の世界です。
おはなしの世界では、猫やネズミなどの動物は、まるで人間のように動いたり食べたりするし、様々な植物や動かないものも擬人化される表現があったり、まるで現実にありえない事がたくさん表現されています。
それらは、もちろん現実にはあり得ないのだけれども、子供たちの旺盛な好奇心や探究心、感性を刺激して、さらなる創造の世界に導く事は導くことができる、素晴らしい虚構の世界なのだそうです。

上記で引用した保育者さんの声掛けも、私が娘のお友達に行った声掛けも、嘘か現実か、と言ってしまえば、もちろん嘘です。
しかし、その「嘘」によって子供の心が動いて、もっとやってみようとか、もっと知りたいとか、こうしたらどうなるかな?と考えることを促して、彼らの心身の発育も促進することが出来るんじゃないかなと思っています。

そして、この経験を通して、なんだ、私は保育実践ができないできないって嘆いていたけれど、できるんじゃないかと気づきました
家庭内保育ではなかなか難しいかもしれないけれども、それでも自分の子供に実践してみることだってできる。今回みたいに、娘のお友達に対して、関わり方を実践してみることだってできる。

そういえば、もしかしたら今実践できているのは、3月ころから少しずつ私が保育や教育についてのインプットを積み重ねたことが結実したのかな、とも思いました。そうだったら、、嬉しいな。

何よりも、子供たちが笑顔で、心から楽しい様子が嬉しいなぁと思った私でありました。


では今日はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました!


hona


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