野口体操を習う。お母さんの心と体にゆとりが生まれることで、子どもにも良い影響がある。
こんばんは〜honaです!毎日投稿中です!
今日は、野口体操を習って、その目的をよーく考えてみたら納得した話を残そうと思います。
野口体操、ご存じの方もいらっしゃるでしょうか?
野口三千三先生が考案された、それまでの体操とは全く異なる体操。
また野口先生は言葉によるフィードバックを大切にされていたそうで、先生が紡ぐ言葉もとても心打たれるものがあるのです。
私は、とある御縁から、この野口体操を知ることができ、この度学ぶ場にも参加させて頂きました。
野口体操では「重さ(引力)」が重要で、同時に「引力に身を任せ身体をほどき、気持ちよさを味わう」ことを教えてくれます。
教室に通う前に資料を読んだだけでは、最初はヨガっぽい感じなのかな?と思っていました。
確かに、教えていただいたように体操してみると気持ちが良いのですが、ヨガとはまた違う感覚を感じるのです。
この感覚はちょっとまだ言語化できるほど私の中で醸成されていないので、もう少し書籍を読んだりしてから言語化しできたらなと思っています。
ちなみに書籍は、こちらを読み進めたいと思います^^
なので今日は少し違う視点から。
実は野口体操を教わったのは、ある保育現場の関係者の方からでした。
私は、保育や幼児教育に興味関心があるので、なぜその方がこんなにも熱心に、野口体操を教えてくださるのか?ということが、実は気になっていました。
そしてそれをよくよく考えてみると、そうか結局これも子供の為にもなっているんだと思いました。
野口体操を考案された野口先生は、とにかく一貫して「力を抜くこと、無理をしないこと」を説いています。それはゆとりを持ち、余裕を持つ事にもなる。
普段頑張りすぎて、力を入れることばかりを習ってきたお母さん達の心と体をほぐすために、ぜひ取り入れて欲しい考え方だと、その方は教えて下さいました。
育児や仕事や目標達成など、毎日力を込めてうんとがんばりすぎている力を、緩めてもいいんだ。
今のあるがままでいいんだ。
と言うことを、認めさせてくれる。
そうして野口体操を通じて、日々お母さん業で家事や子供の世話に追われているお母さんたちの心が少しでもほぐれたら、それは確実に、そのお母さんが日々接している子供たちにも影響があると私は思ったのです。
子供は生まれながらに成長する力を備えていると考えられていて、私は大人が子どもにできる事はそれを見守ること、少し困難に1人女に立ち塞がったときに助けてあげること、そしてなんといっても適切な環境を設定することだと思っています。
その適切な環境には「人、物、建具」があると言われていて、その環境の中でも最も幼少期の子供に影響与えるのが「お母さん」の存在なのではないでしょうか。
もしかしたら、お母さん方が一番わかっているのではないかな。
例えば、あるお母さんは、いつもイライラしている。毎日やることが山ほどあって切羽詰まっている。余裕がなく子供の話をゆっくり聞く時間もない、言葉はいつもとげとげ、チクチクしている。
一方で、別のお母さんは、どこかいつもゆとりが感じられ、にこやかにしていて、子供の言葉をよく聞いて受け止めてあげている。たまにイライラすることもあるけれど、子供とのやりとりにはおだやかさや安らかな印象を感じる。
この前者と後者の例は極端もしれませんが、どちらの方が子供に良い影響与えると考えられますでしょうか?
これは直感的に、おそらく後者の方が良いだろうと思う方が多いのではないでしょうか。
そして学術的もしくは論理的に考えてみても、子供にとって心理的安全性が高く、自己肯定感が感じやすいのは、後者の接し方であると言うようなことも言えると思います。
家庭事情にもよるとは思いますが、お母さんほど子供と毎日一緒にいて、お世話をして、想ってくれる存在は、そういないと思っています。子どもにとって「お母さん」は特別なのです。
時代錯誤と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは100万年以上の歴史を持つ人類が今まで積み重ねてきた進化の結果であり、結論であると、私は思うのです。
すなわち、「お母さん」が気持ちの良い状態で、余裕を持っている事は、子供に間違いなく良い影響を与えるということ。
今回教えてくださった保育関係者の方は、ただお母さんたちに、野口体操の理論や体操で動くことの気持ちよさを伝えたいだけなのかもしれませんが、きっとその目的のどこかに「子供への適切な環境設定のため」もあるんじゃないかなと思いました。
そしてそう考えていくと、保育者のゆとりや余裕も、子ども達への影響は大きいなぁと改めて感じます。
では今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました!
hona