広島への日帰り出張で学んだ「旅と片付け」_小説家の「片づけ帖」#15
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■整える習慣
今週はあるインタビュー取材で、広島に日帰り出張してきました。
広島駅で山陽線に乗り換えて、さらに2駅めの横川駅まで。東京都内からは片道4時間の長旅です。
この日の朝から、私は持ち前の”ポンコツさ”をあますことなく発揮。余裕をもって家を出られるようにちゃんと起きたまではいいのですが、それに気をよくしてもたもたしたせいで、予定していた新幹線に乗り遅れてしまいました……。
取材の開始時刻にはじゅうぶん間に合うものの、心臓はバクバクいっています。仕事仲間のあたたかい配慮と、移動時間が4時間あったお陰で落ち着きを取り戻すことができましたが、移動中に読もうとリュックに入れておいた文庫本にもずいぶん助けられました。
「整える習慣 文庫」(著:小林 弘幸 刊:日経BP日本経済新聞出版本部 2021年2月1日)
この本は、「自律神経」の第一人者である医師が、自律神経を整えるための行動術を書いたものです。
自律神経は1度乱れると、回復に3~4時間かかるといいます。この本にはモノ、時間、心、身体を柱に「持っている力を発揮するために状態を整える」方法が108つ載っています。
この時の私にとって、これ以上の本があったでしょうか!
「落ち着いて。ゆとり。ゆとり。大丈夫」
窓の外を流れていく景色を見ては深呼吸。「まず、モノを片づけて、心を安定させる」という章をゆっくりと読み進めながら、私にとって「片づけ」が趣味と実益を兼ねた大事なものであるとしみじみ実感しました。
ご参考までに、「目次」を載せておきますね。
■落ち着いて。ゆとり。ゆとり。大丈夫
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