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精神的自立に対する勘違いと、私なりの答え

「大人なんだから、自立してないとね」
「あなたはまだ自立できていないな」
「まだ子どもは自立できていないから」

人としての成長が語られる時に、自立という言葉を私はよく耳にしてた。
私自身、きっかけも理由も分からないけど、漠然と「自立した人になろう」という想いが強くあったのはあったけど、正直よくわかってなかった気がする。。

みなさんは、自分自身が精神的に自立していると思いますか?

精神的に自立している状態って、何?

私が本で読んだり聞いたことがあるのはこんな感じ
・人に頼れる人
・意思や意見を持っている人
・自分で自分のことができる人(上のと矛盾するw)

なんとなくわかる感じがするけど、正直あんまりイメージがつかなかったのが正直なところ。
でもここ1週間くらいで大きなライフイベントの変化と大きな事件があり、それを乗り越えていく過程で、自分が前よりも自立できていく感覚を実感したので、書き残しておきたくなったのが今。

結論を言うと、
自立できていない状態 
= 不安や悲しみや怒りを、誰かに解決してもらおうとしている状態 
⇔ 解決できるのは自分だと理解している状態 = 自立できている状態

例えば、親子の共依存関係に苦しんでいる人は多いと思うが、
こんな構造なのでは?と思う

子どもに依存する親の例
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不安:自分が自己や家族のためにキャリアに投資してきた時間・お金が意味のなかったことなんじゃないか

解決:子どもがいい学校に入学し、いい会社に就職し、周囲から「いいキャリア」と言われる子に育つことで、「正しかった」と安心したい

結果:今は安心するが、もっと上を目指し期待を高めることで不安が増大
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不安:家族の中で自分は大黒柱であり、尊敬されるべき存在なのに、成長する過程で尊敬されていないように感じる(パワーバランスが崩れることで、自分の存在価値が危ぶまれる)

解決:子どもの意見や想いに反対し、それを受け入れられることで「自分の方が強い。上だ。」という実感を得て安心したい

結果:受け入れられれば一時安心するが、いつか言うことを聞かなくなるかもしれないと不安が増大
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親に依存する子どもの例
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不安:親からの期待を裏切ったら、親不孝なのかもしれない。価値を認めてもらえないかもしれない。

解決:自分の心を殺すことで期待に応えることで、親が自分を認めてくれるのを期待する

心を押し殺し我慢しているのは、親の責任だ、と怒りが増幅する
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改めて見て分かる通り、
親も子も、自分の中にある不安は、相手が変われば解消できると思い込んでいる。
でももちろん、相手は違う人間。思い通りになるわけではない。

相手の反応を予測して、反応を受けて、逃避・攻撃をしてないか?

じゃあ精神的に自立すると、どうとらえるか。

まず、以下が前提になる
・自分と相手は違う人間であるから、相手を変えることはできない
・相手が自分のことを褒めようが、怒ろうが、失望しようが、それは自分とはその相手が、やりたいからやっていることである
・いろんな人に期待されたり意見を言われた結果、自分が意見を変えたとしても、それは自分がやりたいからやっていることであり、誰かを悲しませるものでも誰かを喜ばせるものでもない

つまり、
自分の行いと、相手の行いは、連動しない 
自分の行いは、自分が選んでいる
※行いは、行動以外にも考えや感情も含む

これに腹落ちしている時は、自立できている感覚だ。
自立できると、自分の周囲から「敵」みたいなものが居なくなるので、
自然と感謝で包まれるから不思議。

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