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ほっかいどう暮らし49 夕張市 カレーそば

少し前のことですが、近所に住む飲み仲間のコーイチさん(40代後半)と千歳市のビックリッキー(ディスカウントの酒屋さん)に行きました。

色々と見て回って買い物を済ませ、ちょうどお昼になったので近くにある全国チェーンのお蕎麦屋さんに入りました。

前日に「カレー蕎麦」の動画を見ていたというコーイチさん

「今日はカレー蕎麦を食べたい気分。もうカレー蕎麦の口になってるわ」

なんて言いながら発券機に向かったのですが

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残念ながらその店のメニューにはカレー蕎麦はなかったようです。

まぁ、その時はシュンとしていた割には

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「カツ丼カレーの満腹セット」にエビ天をつけて満足していたのですが…。(カツ丼カレーって)

その日の夜、同じ近所のゆういちさん(40代半ば)とお酒を飲んでいたところ、カレー蕎麦の話になりまして

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二人とも普段は仲がいいのですが、酒と食べ物のことになるとやけに頑固になります。

しばらく「蕎麦だ!」「うどんだ!」と言い合っていたのですが、コーイチさんが

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ということで、翌週の土曜日に三人で向かったのは

夕張市

ネットで『夕張市』を検索すると「財政破綻」とか「ゴーストタウン」など暗いワードが目につきますが、僕にとっては好きな町のひとつです。

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かつて石炭で栄えた歴史のある町

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夕張メロンの町

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そして映画の町。

街中には「本町キネマ街道」というのがありまして

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商店街のお店に、かつての名画の懐かしい手書き看板が掲げられています。「シェーン」や「太陽がいっぱい」「ローマの休日」「七人の侍」などなど。

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こちらのお店の看板を眺めながらコーイチさん

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…さて、カレーそばの話。

夕張にはかつて「藤の屋」さんという老舗のお蕎麦屋さんで出していた「カレーそば」が人気で、市外からも多くのお客さんがカレーそば目当てに訪れていたそうです。

店主高齢のため「藤の屋」さんが閉店した後、同店のカレーそばの味を継承しようと「夕張カレー蕎麦協議会」が発足。市内の複数の飲食店でカレー蕎麦を提供するようになり、今では夕張の「ご当地グルメ」として定着したのだとか。

「藤の屋」さんのカレーそばの特徴は具に豚肉と玉ねぎ、器から溢れるくらいに注がれるトロみのあるカレー。

そのカレーそばを受け継いでいるのが

そば処吉野家さん

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テーブル席についてメニューを見ると

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「当店おすすめ」の一番上に「カレーそば」。

ここはカレーそばを三つ注文して待つことしばし、出てきましたのが

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夕張ご当地グルメ カレーそば

やはりドロッとしたカレーが丼から溢れています。

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さっそく一口啜ってからの最初の一言は

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熱いです。

カレーはどちらかと言うとスパイシーな感じで、細い蕎麦に絡むと蕎麦が負けるかなと思ったのですが

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辛い中にも蕎麦の香りが感じられ、カレーうどんとはまた違った味わいで美味しいです。

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メニューに「カレーそばの汁で、ライスもおすすめです」「ぜひお試し下さい」と書いてあったので、ライスも注文。お茶碗一杯くらいが出てくるかと思ったら

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どんぶりご飯!

さすがに蕎麦一杯を食べてからのどんぶり飯はキツいなぁ、なんて考えながらご飯にカレーをかけて食べ始めたら

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蕎麦の時とは違い、カレーがあっさりと感じられてお茶漬けのようにサラサラと食べられます。

…結局

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どちらも完食。

お腹いっぱいの帰り道、車の中では

コーイチさん 「ほおら、カレーそば旨かったでしょ」

ゆういちさん 「うん、旨かった。確かに旨かったけど

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はいはい、どっちも美味しいよ。

おしまい

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