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場面緘黙さんからプロまで使える発声練習

【はじめに】

こんにちは、みんなの保健室のおばちゃん・ままごです。

ここに辿り着いたあなたは、話したい!コミュニケーション取りたい!発表とかが上手くなりたい!とポジティブな思いで溢れていますね。まず、その心は何があっても忘れないでください。目標が発声ではなくなってもです。新たな目標にその心は必ず必要です。

そしてこれからお伝えする方法は、プロとして活躍するならば全て身体に落としておいて損はないと思います。
コミュニケーションの練習の方は、自分のやってみたいと思うものを練習してみてください。
あがり症だけど会社のプレゼンのためだよと言う方は、一通りやってみて自分の身体に必要だと思う練習を重点的にやってみてください。

これは、場面緘黙で学校一喋れなかった私が、プロの方がいらっしゃる本当の現場でラジオドラマをやらせてもらったり、某テーマパークで働くまでになった私の練習方法です。
感受性の高い子どもたちには、読み聞かせで「映画を観てるみたいだった」と好評だったのできっと自分ではわからないうちに魅力的な話し方になっていくと思います。

【丹田の話】

さて、練習メニューの紹介にはいりますが、1つはよく言われる丹田っていうお腹に力を入れるってどういう事なのか、こちらの【練習のコツ】↓で説明しているので、まだ足がふんばれてない方はそれも参考にしてみてください。

【全身を柔らかくする】

その場に立って、手をブラブラさせたり、足をブラブラさせたり、首や腰をゆるめて全身をゆらゆら動かし余計な力を抜いていきます。
この時、「ゆるゆる〜」とか「ゆ〜る〜」と言うと言霊たちが助けてくれ、身体をさらにゆるやかにする事が出来ます。

次に唇の動きをよくするため、子どもがプロペラの回るモノマネをする時のように上下の唇を吐く息で震わせてください。

もう1つ、巻き舌の練習も舌を柔らかくするのに有効です。ら行の巻き舌出来ますか。実際にはほぼ使いませんが表現の幅が広がるし、外国語の発音に必要な場合があります。
プロペラと同じように子どもが遊ぶように楽しく気軽に、舌を上に持ち上げて、舌と上顎の間に吐く息を通して舌を震わせます。

あまりやった事のない方には最初難しいかもしれませんが、根気よくチャレンジしてみてください。

【50音練習】

「あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ」
基礎中の基礎ですが、載せておきます。
わ行までやってみてください。
やった事がない方は意外と詰まるのと、テキトーに喋っていた場合はいくつかの行がはっきり言えていない事があるので、スラスラ言えるようにまでは毎日練習してください。

【物の名前】

部屋の中にある物の名前を言っていきます。
「エアコン」
「テレビ」
「カレンダー」などなど
ここで重きをおいて欲しいのは、それぞれの物に向けて言葉を送るようにします。
これは、自分の気持ちやイメージを言葉に乗せるためにとても重要な練習で、歌う時にも使います。
「鳥には鳥、風には風、光には光、それぞれのイメージをちゃんと乗せてくださーい」とプロの現場などでは指示が来たりします。
頭の中で、鳥、風、光をそれぞれイメージし、それに向かって言葉を発するようにすると、ほんのわずかな違いですがわかる人にはわかってしまうし、特に子どもにはそれが伝わります。
多くの人は、間や感情に捉われがちなので、これが出来ると自分に自信が持て一歩前進できます。

【何かを読む】

なんでもいいです。CMなどをマネしてもいいし、本の帯に書いてある事を読んでもいいし、もちろん本や絵本を読んでもいいです。
もし、勇気があれば、自分の声って最初衝撃を受けるのですが、遊び半分でいいのでスマホとかのボイスレコーダーで録音してみてください。
…思ってた声と全然違うのは覚悟してくださいね。
人間は誰でも、空気と骨の震えをキャッチして音を認識するので、自分の声は骨の震えも入ってしまうので、絶対に思っている声と違うんです。
私も未だにこんな酷い喋り方をしているのか…と思う時がありますが、マイクの性能が良すぎるのも現代あるあるだと思うので、写真と同じでいかに自分の声を素敵に録音するか試すのもいいと思います。

【ここぞと言う時の母音練習】

これは、いろんな条件によってなぜか今日はここがイマイチなんだよなって思う時やここぞと言う大切なシーン、発表やステージの本番、公演などで噛みたくない!ちゃんと伝えたい!!って時のとっておき、それが「全部、母音で練習」です。

これも慣れない内は大変な方もいるんですが、例えば「自然と人が繋がる、北欧のデザイン」を全部母音に変えると「いえんおいおあうああう、おうおうおえあいん」です。
慣れれば、頭の中で変換出来るのでよく練習してみてください。
噛む噛まないもありますが、感情やイメージを乗せやすくなるので私が今でも一番使う練習法です。

【おんぶで体感】

ここから先はおまけの練習法です。
これは、誰か練習を手伝ってくれる人がいる時にやってみてください。

誰かをおんぶして【50音練習】やここには書きませんでしたがよく練習教材に使用する『外郎売』を言ったりします。
すると、少し大変ですがその重みを味わう事で、呼吸をどうすれば良いか、また人をおろした時に発声するとその重みの大切さがわかってきたりします。
これは【丹田の話】をさらにレベルアップさせるための練習法です。

【「はい」をパスする】

これは誰かに声を届ける練習で非常に大切な事なのでもっと書きたかったのですが長過ぎるので、詳しく書くのはまた別の機会にします。

まず、ボールでもぬいぐるみでもなんでもいいので、投げてもいい物を選んでください。
そして、相手に投げてパスをする時に「はい」と言います。
ただ、それだけです。
それだけですごく楽しいです。
(物を投げているふりでもOKです)

「はい」じゃなくてもいいです。
「好きなキャラクター」とかお題を決めてやると相手を知る事も出来ます。
小学校では九九が苦手な子がたくさんいましたので、「怒りながら8の段」「モノマネをしながら9の段」などアレンジする事も出来る万能な練習法です。
是非、オリジナルアレンジで楽しくコミュニケーションを取ってみてください。

それでは、あなたのレベルアップを願っています。

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